はやぶさ2拡張ミッション

「はやぶさ2」が2020年12月に地球にカプセルを届けてから、もう三年半も過ぎました。はやぶさ2探査機は順調に飛行を続けています。 次の大きなイベントは、2026年07月の小惑星「2001 CC21」のフライバイ探査です。
 


はやぶさ2に関する資料・情報

# を打ってあるのは、火の鳥「はやぶさ」未来編シリーズです。
 

May 19, 2024 - 中村智樹 : 東北大学
#30 Ryugu「石」分析チームによる科学成果

May 14, 2024 - 岡崎隆司 : 九州大学大学院理学研究院
#29 はやぶさ2試料の揮発性成分分析

Feb. 01, 2023 - 佐伯孝尚 : ISAS/JAXA
#27 はやぶさ2ミッションを振り返って

Jan. 28, 2023 - 矢田達 : ISAS/JAXA
#26 リュウグウ帰還試料のキュレーション

Jan. 26, 2023 - 嶌生有理 : ISAS/JAXA
#25 はやぶさ2拡張ミッション

Jan. 27, 2023 - 巽瑛理 : ISAS/JAXA
#24 可視光でみたリュウグウ

Apr. 17, 2021 - 中澤暁 : ISAS/JAXA
#23 砂漠の中心で,カプセルを回収する

Jan. 17, 2021 - 門野敏彦 : ISAS/JAXA
#22 SCI 衝突実験とDCAM3 の観測

Jan. 12, 2021 - 安部正真 : ISAS/JAXA
#20 小惑星リュウグウからのリターンサンプル分析の全体像

Jan. 10, 2021 - 岡田達明 : ISAS/JAXA
#21 熱撮像で明らかにされた始原的小惑星の超高空隙な特徴

小川和律 : 神戸大学
#19 Hayabusa2 DCAM3 デジタル系の開発

道上達広 : 近畿大学工学部
#18 タッチダウン付近の小惑星リュウグウ, ジオラマ模型

野口里奈 : ISAS/JAXA
#17 リュウグウの地名

吉川真 : ISAS/JAXA
#16「はやぶさ2」ミッション前半を終えて

渡邊誠一郎 : 名古屋大学
#15 はやぶさ2の小惑星リュウグウ到着

安部 正真 : ISAS/JAXA
#14 サンプルリターンミッションからの試料受入れ

荒川 政彦 : 神戸大学
#03 SCI / DCAM3 と衝突の科学

平田成 : 会津大学先端情報科学研究センター
#12 小惑星の形状を調べる

並木則行 : 国立天文台 RISE 月惑星探査検討室
#11 小惑星の内部構造を探る

中村智樹 : 東北大学大学院理学研究科
#10 地球からの小惑星物質回収

岡本千里 : 神戸大学大学院理学研究科
はやぶさ2による小惑星レゴリス試料採取を模擬した衝突実験

千秋博紀 : 千葉工業大学惑星探査研究センター
#09 TIR で観る小惑星表面のちょっと下

諸田智克 : 名古屋大学大学院環境学研究科
#08 ONC 地形観測から探る小惑星の力学進化

北里宏平 : 会津大学先端情報科学研究センター
#07 NIRS3 と C 型小惑星の水

津田雄一 : ISAS/JAXA
#06 工学技術としてのはやぶさ2

小林直樹 : ISAS/JAXA
#05 はやぶさ2統合サイエンスの理念

橘省吾 : 北海道大学大学院理学研究院
#04 C 型小惑星をもちかえる

荒川政彦 : 神戸大学
#03 SCI / DCAM3 と衝突の科学

國中均 : ISAS/JAXA
#02 宇宙工学・宇宙探査としての意義

渡邊誠一郎 : 名古屋大学大学院
#01 小惑星探査からの惑星科学

橘省吾 : 北海道大学大学院理学研究院
107P/Wilson - Harrington サンプルリターン計画



リエントリーカプセルがウーメラ砂漠上空を舞う!

2020年12月06日午前02時32分(JST)、方向探索係がカプセルからのビーコン電波を受信し、確実に着地に近づいていることが確認できました。はやぶさ初号機を思い出しましたね。

午前03時前に着地したと思われるカプセルは、その後、04時47分(JST)、ヘリコプター探索によって着地予定区域内において発見されました。これで動的なミッション項目は総て達成となりました。

同日07時32分(JST)、着地点でのカプセルの回収作業を完了し。現地本部への輸送を開始したのが以下の写真です。画像クレジット:JAXA
★ 全員が「はや2マスク」を着用しているのが印象的な写真でした。。。
 


 

同日12月06日午前08時03分(JST)に、カプセルを搭載したヘリコプターが地元の本部に到着し、カプセルが建物内に運ばれました。
 

現在(12月20日)のカプセルは、すでに日本に到着し、キュレーション施設で初期分析を待つところです。開封後、リュウグウからの採取サンプル量が 5.4 g であることも判明しています。
 

以下で、観測キャンペーンを行いました!

はやぶさ2 おかえり!2020 共同観測キャンペーン


はや2ホットライン「運用チームからの贈り物」


「はや2マスク」を提供します!

★ イベント第四弾 October 26, 2020
JAXA では、新型コロナウイルス対策とも併せて、ウーメラ砂漠に届くリエントリーカプセル運用を記念&祈念して「はや2マスク」を製作しました。

このマスクを広く一般市民の方々にもこの「はや2マスク」でコロナ事態を乗り切って頂こうではないか、との声が関係者内で上がり、ユニフォーム同様に惑星協会がその「配布作業」を担うことになりました。

はや2マスク提供案内



 

スゴはや2プロジェクト


「はやぶさ2」だよ、全員ジャンプ!
スゴはや2プロジェクト

リュウグウのカケラが入ったカプセルを分離した後、はやぶさ2は、地球に・・・は戻らない。
次の目的地、小惑星 1998 KY26 へ向けて、再び旅に出かけたい!地球の引力を振り切って、地球圏を離脱して、新しい長い軌道に乗り換えなければ!それができるのは、TCM-5 の瞬間だけ!この瞬間に力強く、地球をキック!

期間 : 2020年12月05日、午後03時30分から06時頃の間



 

はやぶさ2トークライブ August 25, 2019 番外編



平成30年04月まで定期開催をしていた『はやぶさ2トークライブ』を約1年5か月ぶりに開催します。
話者として、ミッションマネージャの吉川真さんやイオンエンジン担当の細田聡史さんをはじめとする、はやぶさ2プロジェクトのメンバーをお招きし、これまでの小惑星リュウグウの探査で分かってきたこと、今後の展望など最新情報をお届けします。
 

詳細ページ



 

はや2ホットライン「運用チームからの贈り物」


はや2ユニフォームを提供します!

★ イベント第二弾 March 11, 2019
プロジェクトが独自で製作したオリジナルのイラストがプリントされたユニフォーム(春夏秋物:ネービー、シックブラック、シルバー、キャメルの四色)を、はや2ファンの皆さまに提供致します!

ユニフォーム提供案内

お届けがかり:日本惑星協会、JAXA はやぶさ2プロジェクト
受取人:はやぶさ2を愛する皆さま
 



 

はや2ホットライン「運用チームへの宅配便」


2nd タッチダウンミッションへの期待&成功祈願メッセージ募集

★ イベント第三弾 June 14, 2019
TD2 実施への期待や、、この応援メッセージシリーズの定番であるミッションへのメッセージも併せて募集します。

メッセージを届けよう!

お届けがかり:日本惑星協会、毎日新聞、大正製薬
受取人:JAXA はやぶさ2プロジェクト

終了しました。
 



 

リュウグウ到着後のニュース・トピックス&ギャラリー

2019 :
December 02, 2019 - イオンエンジンシステムの試運転完了、地球帰還への巡航開始予定日時決まる
November 14, 2019 - 「なぜなに はや2」を開催します
November 13, 2019 - 〝さよならリュウグウ〟キャンペーンのお知らせ
November 13, 2019 - さよならリュウグウ:リュウグウ出発航法画像のリアルタイム配信
October 02, 2019 - MINERVA-II2(ローバ2)分離運用航法画像のリアルタイム配信
October 01, 2019 - MINERVA-II2(ローバ2)分離運用
September 16, 2019 - ターゲットマーカ分離運用
September 16, 2019 - ターゲットマーカ分離運用 (TM-ORB)航法画像のリアルタイム配信
September 13, 2019 - 第1回ONC SV差込観測各賞が授与される
September 03, 2019 - ターゲットマーカ分離運用の延期について
August 22, 2019 - 「はやぶさ2」の再突入カプセル回収計画について
August 07, 2019 - 「はやぶさ2」トークライブ シーズン 2 のお知らせ
July 26, 2019 - 第2回タッチダウンの画像公開
July 11, 2019 - 第2回タッチダウン画像速報
July 10, 2019 - Brian May さんからのリュウグウ立体視画像
July 10, 2019 - Brian May さんからビデオメッセージが届きました!
July 10, 2019 - 第2回タッチダウン運用(PPTD)航法画像のリアルタイム配信
July 10, 2019 - 第2回タッチダウン運用
July 08, 2019 - 第2回タッチダウンへのアプローチ - その 3:行うべきか、行わざるべきか -
July 08, 2019 - 第2回タッチダウンへのアプローチ - その 2:タッチダウン地点の詳細 -
June 19, 2019 - 第2回タッチダウンへのアプローチ - その 1:タッチダウン地点付近の観測 -
June 12, 2019 - PPTD-TM1B運用 航法画像のリアルタイム配信
June 12, 2019 - 低高度降下観測運用(PPTD-TM1B)について
May 29, 2019 - PPTD-TM1A運用 航法画像のリアルタイム配信
May 27, 2019 - 「タッチダウンのためのターゲットマーカ投下運用」(PPTD-TM1A)について
May 15, 2019 - PPTD-TM1運用 航法画像のリアルタイム配信
May 15, 2019 - 「タッチダウンのためのターゲットマーカ投下運用」(PPTD-TM1)について
May 14, 2019 - はやぶさ2プロジェクトが二つの賞を受賞しました
May 13, 2019 - リュウグウの西半球の形状は過去の高速回転で作られた!
April 24, 2019 - 「クレーター探索運用(事後)」(CRA2)航法画像のリアルタイム配信
April 24, 2019 - 「クレーター探索運用(事後)」(CRA2)について
April 19, 2019 - こちはや漫画版 : Vol. 9: 第一回タッチダウン
April 19, 2019 - サイエンス誌に論文が掲載されました
April 04, 2019 - SCI(衝突装置)運用 航法画像
April 03, 2019 - SCI(衝突装置)運用スケジュール
April 03, 2019 - SCI運用へ応援メッセージをいただきました
March 28, 2019 - 「はやぶさ2」のイラスト改訂
March 16, 2019 - 「クレーター探索運用(事前)」(CRA1)について
March 15, 2019 - 「はやぶさ2」の状況(2019.3.4の週)
March 07, 2019 - DO-S01運用 航法画像のリアルタイム配信
March 07, 2019 - 降下観測運用(DO-S01)について
February 25, 2019 - タッチダウン直後の画像
February 21, 2019 - TD1-L08E1運用スケジュール
February 21, 2019 - TD1-L08E1運用 航法画像のリアルタイム配信
February 20, 2019 - タッチダウン地点
February 20, 2019 - 2019年1月のB0X-B運用での撮影画像
February 20, 2019 - 温かい応援、ありがとうございます
February 14, 2019 - リュウグウに弾丸を撃ち込め!
February 01, 2019 - MINERVA-II1の着地点名の訂正について
January 21, 2019 - リュウグウ表面の地名が決定!
January 16, 2019 - こちはや漫画版 : Vol. 8 - TD1-R3 ターゲットマーカ投下

2018 :
December 28, 2018 - 吉川ミッションマネージャが2018年の Nature's 10 に選出
December 27, 2018 - 小惑星リュウグウ〟想像コンテスト入選作品発表
December 25, 2018 - 合運用の探査機軌道
December 13, 2018 - MINERVA-II-1 ローバの命名について
December 13, 2018 - こちはや漫画版 : Vol. 7 - ミネルバII1着陸成功!!
December 10, 2018 - OSIRIS-REx チームにビデオレターを送りました
October 30, 2018 - 小型モニタカメラが〝クール!〟な画像を撮影
October 26, 2018 - リュウグウ接近時の連続画像
October 25, 2018 - DPS にて「はやぶさ2」の特別セッションと記者会見を開催
October 24, 2018 - TD1-R3 運用 航法画像のリアルタイム配信
October 24, 2018 - TD1-R3 運用スケジュール
October 23, 2018 - こちはや漫画版 : Vol. 6 - タッチダウン 1, リハーサル 1 (TD1-R1)
October 14, 2018 - TD1-R1-A 運用, 航法画像
October 14, 2018 - TD1-R1-A 運用スケジュール
October 14, 2018 - タッチダウン運用のスケジュール変更について
October 12, 2018 - 小型着陸機 MASCOT のプレスリリースについて
October 05, 2018 - 探査機から分離していくMASCOTの撮影に成功!
October 03, 2018 - MASCOT の情報について
October 02, 2018 - 小型着陸機 MASCOT
October 02, 2018 - MASCOT 分離運用, 航法画像
October 02, 2018 - MASCOT 分離運用スケジュール
September 27, 2018 - これまでで最高解像度のリュウグウ地表画像
September 27, 2018 - MINERVA-II-1 が撮影した画像、第2弾!
September 27, 2018 - リハーサル運用によるタッチダウン候補地点の確認
September 27, 2018 - BOX-B 運用で撮影されたリュウグウの画像
September 22, 2018 - MINERVA-II-1、写真撮影・リュウグウ着地・ホップによる移動に成功!
September 20, 2018 - MINERVA-II-1 分離運用, 航法画像のリアルタイム配信
September 20, 2018 - MINERVA-II-1 分離運用スケジュール
September 19, 2018 - 小型探査ローバ MINERVA-II-1
September 15, 2018 - 探査機の影と衝効果
September 12, 2018 - タッチダウン 1 リハーサル 1(TD1-R1)の結果について
September 11, 2018 - タッチダウン 1 リハーサル 1 航法画像のリアルタイム配信
September 11, 2018 - タッチダウン 1 リハーサル 1(TD1-R1)のスケジュール
September 05, 2018 - 小型モニタカメラで撮影したサンプラホーン
August 31, 2018 - レーザ高度計一か月の成果
August 31, 2018 - TIR によるリュウグウのサーモグラフィ
August 31, 2018 - 小惑星リュウグウの表面に多くある岩塊
August 31, 2018 - Box-C運用で撮影したリュウグウの画像
August 30, 2018 - こちはや漫画版 : Vol. 5 - 重力計測!!
August 29, 2018 - 運用状況 : 「はやぶさ2」の状況(2018.8.20の週)
August 29, 2018 - 着地候補地点の決定!
August 16, 2018 - なぜなに「はやぶさ2」何でも質問教室
August 07, 2018 - 高度1kmから撮影したリュウグウ
August 06, 2018 - 重力計測運用 航法画像のリアルタイム配信(終了)
August 06, 2018 - 中高度運用 航法画像の公開画像一覧
August 06, 2018 - OPNAV な人々
July 31, 2018 - リュウグウの高解像度立体視画像
July 25, 2018 - 高度約6kmから撮影したリュウグウ
July 11, 2018 - リュウグウの形状モデル初期バージョンが完成
July 11, 2018 - ホームポジションから見たリュウグウ
July 10, 2018 - これがリュウグウ - 3Dで見る全体像
July 04, 2018 - ブライアン・メイさんによる小惑星リュウグウのステレオ視画像
June 29, 2018 - リュウグウ到着!
 

運用状況 - プロジェクトウェブ
 



最新のリュウグウ画像

タッチダウン1リハーサル3(TD1-R3)において小型モニタカメラ(CAM-H)で撮影された画像。2018年10月25日、11:47(日本時間)に上昇を開始した直後(高度約21m)から1秒毎に撮影したもの。上昇速度は約52cm/s。
画像をクリックするとアニメーション画像が表示されます。ファイルサイズは 2.2 MB です。
Image credit : JAXA

 

はやぶさ2探査機によるリュウグウ初撮像


2018年2月26日に小惑星探査機「はやぶさ2」搭載の ONC-T(望遠の光学航法カメラ)によって、目的地である小惑星リュウグウ(Ryugu)の撮影に成功しました。撮影は、日本時間で正午から翌27日の午前9時まで行われ、300枚ほどの撮影がなされました。2月27日のうちに9枚のデータが探査機から伝送され、リュウグウが予定通りに撮影されていることが確認されました。

リュウグウの明るさは 9 等程度で、プロジェクトウェブ掲載の画像を見て分かるように周囲の恒星との相対位置が変化している様子も確認できています。撮影が行われたときのリュウグウ-探査機間の距離は約130万kmでした。「はやぶさ2」から見たリュウグウはうお座の方向に見えています。

Caption : 2018年2月26日12時頃から15時頃(日本時間)にかけて撮影された9枚の写真を連続的に示したもの。中央付近で左から右にわずかに動いている天体がリュウグウ。個別の画像に一瞬だけ見える像はノイズである。写真の画角は0.8度。(画像提供:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研)

プロジェクトウェブ
 


 

「はやぶさ2」どんなことでも質問 ” 箱 ”

はやぶさ2探査機が小惑星リュウグウに間もなく到達します。ONC-T(光学航法カメラ)によるリュウグウ撮像から始まり、今後、たくさんの「リュウグウ」の姿が公開されます。
これら、はやぶさ2探査機が取得した情報・データについて、さらには「そもそも」の、はやぶさ2プロジェクト全般に関する質問を受け付けます。詳細、投稿は以下のページを御読みください。

「はやぶさ2」どんなことでも質問 ” 箱 ”

皆さんから届いた質問とその回答 - January 04, 2019 最新
 

 


はやぶさ2関連資料

「はやぶさ2」の軌道データ、ファクトシート、hayabusa2 Press Kit 等、他に軌道予想図などを収録しています ...

 


はやぶさ2地球スイングバイ観測

日本惑星協会(TPSJ)では、日本公開天文台協会(JAPOS)との共催(協力:JAXAはやぶさ2プロジェクト)で、JAPOS による観測施設向け「はやぶさ2地球スイングバイ観測のデータ支援企画」、広く一般の観測者皆さんにも提供する「はやぶさ2スイングバイ軌道データ支援」を連動企画しました ...

 


催事・講演会等

これまでに行われたトークライブや記者発表、今後の催事などを掲載しています ...

 


 

何故、リュウグウを目指すのか ...

小惑星の形状を調べる

火の鳥「はやぶさ」未来編 その12
現在,はやぶさ2プロジェクトで実施されている着陸地点選定運用訓練を通じて,作業手順のバグ出しや,得られる形状モデルの精度評価などを進めている ... 平田成 他

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小惑星の内部構造を探る

火の鳥「はやぶさ」未来編 その11
小惑星の「内部構造」といっても,月や火星のような重力天体内部と同様に分化が生じているとは考えられない.期待されるのは,衝突・合体の痕跡として残されているかもしれない不均一性と,表層のレゴリス,ボルダーの水平,垂直移動による物質進化である ... 並木則行 他

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地球からの小惑星物質回収

火の鳥「はやぶさ」未来編 その10
探査機による小惑星からのサンプルリターンと並行して,南極大陸からの小惑星や彗星由来の物質の回収も続けられている.本稿では南極において,どのように隕石や宇宙塵が回収されているかについて簡潔に紹介する ... 中村智樹 他

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はやぶさ2による小惑星レゴリス試料採取を模擬した衝突実験

「遊星人」 Vol. 24, No.3, 2015 掲載
はやぶさ2のサンプリング候補地点として,粉体層からなるレゴリスが有力視されている.そこで本稿では,はやぶさ2のサンプリング機構を模擬し,小惑星レゴリスからのサンプル採取時の放出粒子の挙動や採取量を実験的に明らかにした ... 岡本千里 他

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TIR で観る小惑星表面のちょっと下

火の鳥「はやぶさ」未来編 その09
TIR(中間赤外カメラ)は,8 から 12 ミクロンの波長帯で熱輻射の 2 次元イメージングを行う.ターゲット天体の 1 自転分の撮像から表層物質の熱履歴をもとめ,そこから熱物性を推定する.表層物質の熱物性は,ミッション遂行に必要な情報であるばかりでなく,その後の天体の運命を決める重要な情報である ... 千秋博紀 他

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ONC 地形観測から探る小惑星の力学進化

火の鳥「はやぶさ」未来編 その08
はやぶさ2に搭載された光学航法カメラ(ONC:Optical Navigation Camera)はその名の通り探査機のナビゲーションの役目を担うカメラであるが,科学観測においても中心的な役割を果たす.本稿では特に小惑星の力学進化過程の復元に向けた,ONC 地形観測の戦略について紹介する ... 諸田智克 他

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NIRS3 と C 型小惑星の水

火の鳥「はやぶさ」未来編 その07
内部氷の存在を検証するには水質変成が起きたときの水の挙動を理解することが必要であり,NIRS3 では衝突装置が作り出す人工クレーターの観測から加熱脱水や宇宙風化による二次的な変成の影響を識別し,母天体上で起きた水質変成の情報を抽出することをめざす ... 北里宏平 他

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工学技術としてのはやぶさ2

火の鳥「はやぶさ」未来編 その06
小天体探査を工学面で持続的に発展させるには,技術の継承と革新の両面をにらみながら,ミッションを組み立てていくことが重要である.はやぶさ,はやぶさ 2,そしてその次へ.我が国の小天体探査は続く ... 津田雄一

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はやぶさ2統合サイエンスの理念

火の鳥「はやぶさ」未来編 その05
本稿では「はやぶさ 2」を通じて行なわれている統合サイエンス活動を紹介する.100 億円規模のサイエンスミッションの義を尽くす活動として「統合サイエンス」の意義がある ... 小林直樹

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C 型小惑星をもちかえる

火の鳥「はやぶさ」未来編 その04
対象小惑星(1999 JU3)そのものの形成と現在までの進化を理解するだけでなく,太陽系の誕生から最初期の物質進化,そして,地球の海や生命の材料となる揮発性元素の最終進化の場としての小惑星の役割を明らかにする ... 橘省吾

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SCI / DCAM3 と衝突の科学

火の鳥「はやぶさ」未来編 その03
SCI とは Small Carry-on Impator の略で,日本語では小型搭載型衝突装置と呼んでいる機器である.はやぶさ 2 では,はやぶさ初号機と比較して幾つかの新しい試みがなされているが,この SCI はその中でも最もチャレンジングな試みである ... 荒川政彦 他

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宇宙工学・宇宙探査としての意義

火の鳥「はやぶさ」未来編 その02
「宇宙を自在に往来する独自能力の維持発展」と「人類の活動領域の宇宙への拡大」という宇宙工学・宇宙探査に跨る目標を担い,「はやぶさ2」小惑星探査ミッションが開発中である ... 國中均

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はやぶさ2:経緯と計画概要

「遊星人」 Vol. 19, No.1, 2010 掲載
「はやぶさ」に続く小惑星探査計画「はやぶさ2」が最初に提案されてからの約 4 年間の経緯と,計画の概要をまとめた.その中で,ミッションの目標と,それに基づき選定された搭載機器の仕様についても簡単に述べる ... 高木靖彦 他

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