はやぶさ2地球スイングバイ観測
JAXA Hayabusa2 Project Earth Swing-by - April 18, 2018. Latest
・April 18. 2018 : 情報の更新を含め、ウェブ紙を書き換えました。
はやぶさ2地球スイングバイ観測キャンペーン
日本惑星協会(TPSJ)では、日本公開天文台協会(JAPOS)との共催(協力:JAXAはやぶさ2プロジェクト)で、JAPOS による観測施設向け「はやぶさ2地球スイングバイ観測のデータ支援企画」、広く一般の観測者皆さんにも提供する「はやぶさ2スイングバイ軌道データ支援」を連動企画し、結果として 36 地点での撮像成功(JAPOS, TPSJ に報告のあった数)を数え、天候の悪いなか、一般の方々の大きな努力により大成功のキャンペーンとなりました。
” はやぶさ2地球スイングバイ観測キャンペーンまとめサイト ”(星の子館, 安田氏)
上画像は、公開天文台、一般観測者向けにデータ提供を行った結果得られた撮像地点データを基に星図にプロットしたものです。JAXA はやぶさ2プロジェクトサイトに掲載されていますが、どの地点が何方なのかは記載されていませんので、一般観測者へのデータ提供で撮像に成功された方のお名前は ” Gallery ” でご確認ください。
今に至っても「鮮度」の高い感動を得られます。本当におめでとうございます。また、雨天、厚い雲層に阻まれて観測体勢すら実施できなかった方にもそのご苦労には敬意を表します。
スイングバイ観測画像&キャプション一覧
「はやぶさ2探査機」地球スイングバイの一般観測者による撮像データの一覧です。画像取得者名からのリンクに、観測者から得た偉材・環境データ、コメント等のページを ” Gallery ” から閲覧出来ます。追加掲載希望は歓迎しますので、上段ナビ右端の「Contact」から是非御連絡ください。
2016 春季天文学会で公表の観測結果
JAPOS 公開天文台協会
登録件数:36 件
撮影成功:18 件
不検出:01 件
悪天候:17 件
TPSJ 日本惑星協会
登録件数:31 件, 46 地点
撮影成功:09 件
不検出:08 件
悪天候:07 件
キャンペーン外で、後にご報告頂いた撮影成功件数は、09 件ありました。
スイングバイ当日までの流れ
小惑星探査機「はやぶさ2」地球スイングバイに関する記者説明会
Dec. 14, 2015 : 企画要旨
「はやぶさ2地球スイングバイ」観測キャンペーン は、日本公開天文台協会(JAPOS)が行う関連施設向けの企画を、日本惑星協会(TPSJ)が一般向けにも対応しようという「連動企画」です。
日本公開天文台協会、PAONET、天文教育普及研究会、日本プラネタリウム協議会(JPA)のメンバー(関係者を含む)への対応は、日本公開天文台協会企画責任者:安田岳志氏が行い、一般・個人観測希望者については、当協会企画担当:井本昭が対応致します。観測結果については、日本公開天文台協会と当協会が必要な部分を共有し、公開を望まれる方は双方のウェブで結果報告を掲載致します。
倉敷科学センター三島和久氏からの観測の参考情報
基本的には北の空で、明るさは11~12等級です。18時40分前後の時間帯が移動量との兼ね合いで本命になるのではないかと考えております。ただ、天の北極付近を通過するため、ドイツ式架台がネックになる心配もありますので、この点、観測計画を立てる上でしっかり検討をなさってみてください。いっそ、北極星のそばを通過する地域では、直焦点撮影で北極星をターゲットに構図を決め、カメラ最高感度+数秒露出による固定撮影で狙うという選択も、 撮影スキルに自信がないという方でも挑戦できそうで、アリではないかと思っております。
その他の参考情報
地球スイングバイの観測について - 三島和久 - 倉敷市科学センター(11月25日:重要な更新)
はやぶさ2地球スイングバイ観測キャンペーンまとめサイト(星の子館)
はやぶさ2地球スイングバイ観測キャンペーン一般向け支援(日本惑星協会:このページです)
観測データの提供手順
スイングバイ観測は、遠い宇宙空間にある系外の天体と違い、緯度・経度・高度等により、地上からの観望条件が変わります。そこで、観測を希望される方に位置情報を示して頂き、観測に必要なデータファイルを作成して希望者にお送りします。必要な観測地のデータは次の通りです。テキストファイルで、半角英数字で一行につき一観測地を記入し(複数行可)「住所・氏名・年齢」と併せてお送りください。各データには空白(タブ)を入れてください。名前は、アルファベットで短めのものでお願いします。
経度[deg]、緯度[deg]、高度[m]、名前
142.483055 44.3741667 156.0 Nayoro
今回の観測データ提供締め切りは、2015年11月06日となります。翌週末頃のお渡しを予定しております。 ※プロジェクト側がまさに運用最中ですので、希望者が多い場合、若干遅れるかもしれません。ご了承ください。観測後の対応として、連携三団体で観測結果を公表いたしますので、成功、失敗に関わらず、観測設備・機材・設定状況等のこちらへの資料提供をよろしくお願い致します。観測地情報をお送り頂く際に必要な個人情報は、住所・氏名・年齢のみで結構です。情報の保護・管理は日本惑星協会(プライバシーポリシー参照)にて責任を持って取り扱い致します。