The Planetary Society of Japan

The Planetary Report

Archive 1997

Latest : October 04, 2016

 

01 - 02. 1997

心躍る火星の隕石 ALH84001 発見の旅

火星から飛んできた隕石 ALH84001 が注目を浴びている。本文は、発見者が語る隕石探索の紀行文である。筆者は、コロラド州デンバーの米国南極調査計画所に勤務している。現在、南極のマクマードにあるクレイ研究所の試験主任として5ヵ月間南極に滞在中。現職前は、ジョンソン宇宙センター南極隕石研究所で10年間調査主任を務めた。[ 1997年01月/02月 ]

Author : Roberta Skole

01 - 02. 1997

火星生命の検証

南極大陸で発見された隕石に、太古の火星生命の痕跡がするという論議について、地質学者の筆者が検証を試みる。筆者はコロラド州立大学の地質学教授で、火星探査マーズ・グローバル・サーベイヤー・ミッションの調査担当官である。火星の地表や大気の進化に関する調査を行なっている。[ 1997年01月/02月 ]

Author : Bruce Jakosky

03 - 04. 1997

探査機 NEAR のマチルドとの初の遭遇

小惑星マチルド経由で、小惑星エロスの周回軌道に達する初の探査機 NEAR は、NASAの「より速く、より良く、より安く」を理念とする新しいミッションの第一弾である。小惑星は魅惑的な天体ではないが、太陽系の起源と進化の重要な鍵を握っている。地球周辺を通過する小惑星(地球近傍小惑星)は、地球の生命体の脅威ともなる。可能性を秘めた小惑星マチルドのフライバイに至る経緯を二人の担当者が語る。[ 1997年03月/04月 ]

03 - 04. 1997

NEAR ミッション初の目標、小惑星エロス

1996年2月17日、デルタ2型ロケットに搭載された探査機 NEAR は、二つの全く異なる小惑星と遭遇すべく打ち上げられた。NEAR は、「より速く、より安く、より良く」をモットーとする NASA のディスカバリー計画初のミッションである。このミッションの主眼は、簡素にしてコストの低い探査機の設計である。[ 1997年03月/04月 ]

03 - 04. 1997

小惑星は隕石の素か

小惑星の探査は、ある意味で我々人類の起源を探求することである。小惑星は、46億年前の地球を含む内部太陽系惑星形成後の残り物であると考えられている。これ等の物体は、降着して地球型惑星を作った物質の性質を解明する糸口となるかもしれない。[ 1997年03月/04月 ]

03 - 04. 1997

謎を秘めた不思議な衛星エウロパ

地球は、広大な海洋を持つ唯一の惑星と信じられてきました。しかし、探査機ガリレオの探査により、木星の衛星エウロパの凍った表面の下に隠された液体の水の大きな塊の存在を暗示するデータが現われた。残念ながら、それが海洋であると断言できる方法は、今までのところ見当たらないのです。[ 1997年03月/04月 ]

05 - 06. 1997

教師としてのカール・セーガン

カール・セーガンは、全世界に科学をやさしく説いた教師の元祖である。しかも、大評判の著作やテレビ番組(コスモスはシリーズのテレビ番組として制作された)で有名になるずっと以前から、大学の講義やセミナーなどの小規模の場でも、飛び抜けてすぐれた教師としての名声を得ていた。[ 1997年05月/06月 セーガン追悼号 ]

Author : Christopher Kyba

05 - 06. 1997

科学のスポークスマンとしてのカール・セーガン

カール・セーガンは、科学を理解し科学の大衆化に貢献したたぐい稀な存在であった。私が知っている、彼のように世界的でしかも一般大衆に科学を分かりやすく伝えられる科学者は、たった一人、トーマス・ハクスレーだけである。[ 1997年05月/06月 セーガン追悼号 ]

Author : Hans Mark

05 - 06. 1997

パートナーとしてのカール・セーガン

世界の宇宙計画は、冷戦の終結により変更を余儀なくされた。ともかく、冷戦は実際に終結したのだ。時代は数十年間に及んだ超大国間の競争の時代から、多国間の協力と競争の時代へと急速に進みつつある。[ 1997年05月/06月 セーガン追悼号 ]

Author : Bruce C. Murray

05 - 06. 1997

科学者としてのカール・セーガン

カール・セーガンは、科学的理解と研究手法において科学論文に著しい影響を与えた。カールは、科学的理解の本質を普通の科学者よりはるかに多くの論文を発表したばかりでなく、彼の論文は、真の科学的理解のための選択すべきテーマに関する良き指針となった。[ 1997年05月/06月 セーガン追悼号 ]

Author : Frank Drake

05 - 06. 1997

惑星協会の将来

「夢は惑星探査にあり」。このカール・セーガンの言葉は、惑星協会設立理念の裏付けとなっている。惑星協会の理念は、新しい天体と地球外生命の探査を積極的に且つ継続的に鼓吹し、支援することである。[ 1997年05月/06月 セーガン追悼号 ]

05 - 06. 1997

異星人に詠う

けものよ わたしは君を知っている 愛に満ち満ちた全ての国々に 胡桃の実のような赤子の顔に 小児麻痺に苦しむ友の病んだ声音に 有袋類のたるんだ袋のような父のまなこに 冬の日没の灰色がかった輝きに ブルー・リッジ山の脈状のような恋人の腕に わたしにとって君は美しい その醜さがあらわれるまでは[ 1997年05月/06月 セーガン追悼号 ]

Author : ... ...

05 - 06. 1997

カール・セーガン博士の年譜、今号の内容等

各氏によるコメント、カールの時系列にまとめられた経歴等。[ 1996年05月/06月 セーガン追悼号 ]

Author : ... ...

07 - 08. 1997

イオと私

科学者に、幼い頃の個人的体験が生涯の研究課題に発展することがよくある。天文学者ジョン・スペンサーもそうした一つのケースで、子供の頃、自宅の裏庭で観測した木星の衛星イオの斑点に魅せられ、イオを生涯の研究テーマとした。幸運にも、望遠鏡の進歩と無人探査機の出現に由り、まさしく彼の研究テーマの解明を実現できる時代になった。[ 1997年07月/08月 ]

Author : John R. Spencer

09 - 10. 1997

月の形成小史

小誌を他の科学誌から際立せる要素の一つに、例えば、ある発見の体験談を直接その当事者が寄稿してくれることである。この「月の小史」もこの好例で、筆者のハートマン氏が、ドナルド・デービス氏との共同研究に基づいて提唱した「月の形成説」について、優れた論文を寄稿してくれた。[ 1997年09月/10月 ]

09 - 10. 1997

エウロパの色合い

木星系で、特に注目を浴びているのは氷の衛星エウロパである。月と同じ大きさのエウロパの氷殻の下に、液体の水の海洋が隠されている可能性を示すデータを探査機ガリレオが送ってきた。このデータは、地球の科学者にこの可能性の検証を迫っている。本文は、アリゾナ州の月・惑星研究所の上級研究スタッフのポール・ガイスラー氏の検証である。[ 1997年09月/10月 ]

Author : Paul Geissler

11 - 12. 1997

マーズ・パスファインダーの火星着陸成功で盛上がったプラネットフェスト'97

1997年7月4日、エアーバッグに収納されたマーズ・パスファインダーは、火星の表面でバウンドして停止する数時間前、そしてそれは午前10時に始まるプラネットフェストの大分前から、熱心な観客がカリフォルニアのパサデナ・センターに集まっていた。[ 1997年11月/12月 ]

Author : Jennifer Bohn

11 - 12. 1997

火星漫歩

1997年7月4日、20年振りに地球から赤い惑星に送り込まれた密使マーズ・パスファインダーは、現在 NASA が進めている「より速く、より安く、より良く」をモットーとしたミッションの先駆けとなりました。[ 1997年11月/12月 ]

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