The Planetary Society of Japan

The Planetary Report

Archive 1996

Latest : October 04, 2016

 

01 - 02. 1996

火星探査の新たな道を開くマーズ・パスファインダー

NASAの惑星探査の方針が変わる。重厚長大の探査機によるミッションに替わり、「より速く、より良く、より安く」を前提とする新しい探査の途が開かれた。マーズ・パスファインダーはその先駆者である。[ 1996年01月/02月 ]

01 - 02. 1996

探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーの探査

探査機マーズ・オブザーバーの失踪は、惑星探査にとって大打撃であった。しかし、遠からず克服できる打撃であると思われる。重厚長大の探査機の時代はまもなく終わり、「より速く、より良く、より安く」の方針のもとに、惑星探査の新たな途を見出す探査機が現われた。探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーによるミッションもその計画の一つである。[ 1996年01月/02月 ]

Author : Michael Malin

03 - 04. 1996

プロジェクト・ベータ始動、セチ計画の飛躍的前進

待ち望んでいたセチ計画のベータ・プロジェクトが始動した。惑星協会のマクドノーが、新しいセチの可能性について語る斯界の権威の講演の要点を紹介する。筆者は惑星協会のセチ・プロジェクトのコーディネーターであり、教育ソフト「宇宙の冒険II」の作者である。[ 1996年03月/04月 ]

03 - 04. 1996

地球近傍物体、小惑星の探査

地球近傍小惑星は、人類の未来に於ける惑星間移動のテスト・ケースとなるのですが、ご存知のように地球に衝突すると、それは地球文明に終焉をもたらすものともなります。この衝突の脅威を解明し、これにどのように対応できるのか、そのためにも、我々は地球近傍小惑星についてもっと知らなければなりません。[ 1996年03月/04月 ]

05 - 06. 1996

惑星探査の新たな目、CCD 内蔵カメラのテスト

地球を取り巻く宇宙についてより多くの情報を得る際に、最も強力な感覚は視覚である。動物は目に入ってくる情報を光子として受入、その情報が何かを判断するという驚くべき能力を進化させた。地球上の全種族の中で最も鋭敏かつ敏感ではないが、人間の感覚は一つの点において最も優れている。それは言語という天与の才能である。言語と感覚を組み合わすことにより、人間は目に映るものが何かを判断するだけでなく、その美しさやおそらくそこに含まれる科学的な意味を理解して相手に伝えることができるのである。[ 1996年05月/06月 ]

Author : Gerhard Neukum

07 - 08. 1996

不意の訪問者、ヒャクタケ彗星

彗星は、太陽系を経巡る旅行者です。76年周期で太陽系に現れるハレー彗星など2、3の短周期彗星はよく知られています。このような彗星の予測は可能でなので、天文学者は彗星の出現に備えて準備ができます。しかし、予測が困難な彗星もあります。観測者がその訪れを察知した時には、さっと地球を通り過ぎてしまっていてどうにもならないとか、子々孫々何代にわたって追跡しても軌道の予測ができない彗星です。[ 1996年07月/08月 ]

07 - 08. 1996

何故、地球近傍物体なのか

地球近傍物体と呼ばれる彗星や小惑星は、見た目にはあまり重要な太陽系の一員のようには思えません。しかし、地球を含む太陽系の歴史とその未来を知る上で際立って重要な存在です。セーガン博士が、その重要性について語ったものです。[ 1996年07月/08月 ]

09 - 10. 1996

何故、火星なのか

赤い惑星・火星は、科学探査とSFの世界では、ずっと以前から人類究極の目的地とされてきているので、そこに到達したいという思う理由は誰も同じであると考えられます。火星探査という大義を前進させるためにも、一歩引き下がって、その意義を改めて考え直してみることも有意義なことと思われます。そして、これこそNASAのゴールディン長官がカール・セーガン博士(惑星協会会長)に要請したことでもあります。以下は、セーガン博士の考察です。[ 1996年09月/10月 ]

09 - 10. 1996

無人探査 vs 有人探査、来世紀の宇宙競争の行方

かつて人間は、未知の探検には自ら目的地に出かけなければならなかった。しかし、今や科学技術の粋を集めたロボットが、人間の代役を果たすことが出来る。人間か、それともロボットか。未来の太陽系探査に関するフリードマン博士の見解である。[ 1996年09月/10月 ]

09 - 10. 1996

冥王星について

冥王星は、我々にはあまり良く知られていません。太陽系で最後に発見された惑星で、1930年、ローエル天文台のクライド・トンボーは、仮定の惑星Xを求めて観測をしていた時に撮った写真の乾板上を横切るかすかな点が惑星であることに気付き、冥王星と命名しました。しかし、それ以来冥王星はほとんどその秘密のベールを脱ぐことはなく、この惑星に関する新たな情報もまたほんの僅かしかわかっていません。[ 1996年09月/10月 ]

11 - 12. 1996

ガリレオ探査機の果敢な木星大気の測定

待望の論文である。木星の大気を直に探査した探査機ガリレオのデータの総括的な分析結果までには、もう暫く時間が必要である。本文は、ガリレオミッションにおける木星大気の観測班のチーフであるリチャード・ヤング氏のレポートである。筆者はNASAのエイムズ研究センターにおける宇宙科学部門の科学者であり、1988年以来、ガリレオ・ミッションに携わっている。[ 1996年11月/12月 ]

Author : Richard E. Young

11 - 12. 1996

ガリレオが初めて見たガニメデとエウロパの表情

衛星のことはよく分かっていると思う時があります。しかし少し分かるようになると、実際は、ほとんど分かっていないことに気がつきます。ガニメデ探査プロジェクト・チームの科学者達にも同じことが起こりました。17年前、探査機ボイジャーの画像データに基づくガニメデに対する見解を大幅に変えなければならないことになったのです。[ 1996年11月/12月 ]

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