大賞に選ばれた長尾さんは、土星衛星エンケラドスの氷の海の下に生命が棲む様子を想像しました。以下、毎日小学生新聞紙上でのコメントです。
「地球とは違う環境なので、もしかしたら私の描いている生き物が本当にいるかも、と考えながら描きました。将来は科学者になって、実際に行ってみたい」
このコメントこそが、私たち TPSJ がコンテスト開催によって「必ず得たい」と欲する結論なのです。長尾さんたちが大学院を修了するころは、20年代後半ということで、日本でも土星圏に向かうプロジェクトが発進しているかもしれないからです。
スペースアートコンテスト 2 (下カラムで説明)の第一弾として、「2017夏の特別企画」を相模原市立博物館「作画実習&セミナー」イベントと併せて小学生を対象としたお絵描きコンテストを実施します。→ 続きを読む
相模原市立博物館イベントは、このページ下段に詳細があります。ぜひご参加ください。
イベントポスター - PDF 9.36MB
今回のコンテストでは、五つの代表的な天体や環境を有力候補としてご紹介し、理学研究者の指導のもと解説をしています。解説を参考に、そこで生きていそうな生命の姿を考えてみましょう。
ただし、五つの候補以外のタイプの天体や棲息環境を想定した生命の場合も、科学的な要素が認められる場合は応募受付を行います。→ 続きを読む
応募期間は、2017年07月01日から09月04日までです。当コンテストにおいては、日本惑星協会が定めるプライバシーポリシーによる規定または関係する法令・規程類をはじめ、個人情報保護法に準拠して行われます。応募案内と併せて「応募に関する注意事項」を御読み頂き同意の上ご応募ください。→ 続きを読む
日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が2018年夏に小惑星リュウグウへ到着します。リュウグウには生命の元になる物質が存在している可能性があります。そこで、子どもたちに太陽系探査や生命存在の謎について考えてもらうきっかけとして、「スペースアートコンテスト 2 ~地球外生命の姿を描こう!~」を実施します。
「スペースアートコンテスト 1」では、100年後の火星を想像して子どもから大人までを対象として実施されました。今回はシリーズ 2 として地球外生命を想像して頂きます。前企画については、当 TPSJ サイトにある、” 国際スペースアートコンテスト ” をご参考ください。
次世代を担う小学生たちに宇宙や生命の尊さを感じてもらうきっかけを提供し、子ども達の想像力を刺激することを目指します。
近年、惑星探査ミッション等により発見が続く氷下の海洋の存在など、太陽系において「生きもの」が存在する可能性が高まっていることを受けて、世界の研究機関が発見に到る前に、小学校の子どもたちにその「生きもの」を描いて頂こうというものです。時代は地球脱出ミッションから生命起源探査ミッションにフェーズが変わりました。
主催側からは、地球外に生命の存在が期待される数例の天体を作画候補の例として示し、その環境をウェブ上で易しく解説します。小学生にとっては難題でもありますので、” ウェブ窓口 ” にてサポート(日本語)も常時行います。
June 22, 2017 - 地球外生命の姿、想像して描こう - カナコロニュース
June xx, 2017 - Walker+ 神奈川
June xx, 2017 - 地球外生命の姿を描こう! - Yahoo Japan Loco
June xx, 2017 - 地球外生命の姿を描こう! - goo Map
June 12, 2017 - 地球外生命の姿 想像して描こう - Yahoo ニュース
June 08, 2017 - 神奈川新聞(ウェブは未掲載)
June 04, 2017 - こみかる・きっず相模原(博物館イベント)
June 02, 2017 - リアルvsイマジネーション:我輩は天才科学者である。きみたちは我輩を超えられるかね?(博物館イベント)
June 02, 2017 - 相模原市立博物館イベントカレンダー
07月09日、相模原市立博物館に、小さな「宇宙人」たちが集合して、みんなそれぞれ自分たちの「仲間」を描いてくれました。立ち会った私たちにとっては、異次元の「ドラマ」でありました。
高井さんによる、小さな「宇宙人」たちへの挑発はいきなり始まり、「この天才科学者を撃破してみよ!」と言わんばかりに小さな「宇宙人」への攻勢が続きます。
しかし、適応能力に優れた小さな「宇宙人」たちは、「天才科学者」からの脳内への浸食に抗力を持ち始めます。
小さな「宇宙人」たちの後ろからそっと「その場観測」を行うと、天才科学者からのコマンドその一「ダーウィンはハゲだ!」には何ら反応は無し、その二「生物、非生物の究極の境界を感知せよ!」、これへの小さな「宇宙人」たちの反応は、自己が持つ持つ自律制御機能によってその信号を排除するかのような振る舞いが見て取れる「ライトカーブ」を描いていました。
少し焦りの見え始めた天才科学者は、六つの天体の一つに軟着陸し、いきなり自身の手によって「生命探査」を始めました。それに注目を持ち始めたのは小さな「宇宙人」たちではなく、彼らの伴者。小さな「宇宙人」の気を惹こうと必死に対応する天才科学者をよそに、着々と小さな「宇宙人」たちは自らが持つ機能によって「生命探査」を続けます。
ミッション終了間際、天才科学者は既にその名を自ら投げ捨て、小さな「宇宙人」と渡り合うかのように自身の「生命探査」成果を掲げ、心身ともに鼓舞しているかのようでした。この辺りで「勝負あり!」だったかもしれません。
しかし、天才はやはり天才。小さな「宇宙人」たちの自律機能には抗うことなく、その伴者へのアクセスをきちんとこなし、「今日のミッションは、これで完璧なんだ!」と納得したように見えるほど、「魅力的な科学者」へと変遷していった「天才科学者」高井研キャプテンは、自らが棲息する地球への帰還航路を採りました。> > 続く
(2017年07月09日:スペースアートミッションマネージャ、井本の観察記)
以下、撮影は「まめもち@横須賀の濁り様」が担当してくれました。
開催日:2017年07月09日(日)
開場:PM 13時30分
セミナー:PM 14時~16時
会場:相模原市立博物館大会議室
定員:小学生30名、保護者最大30名(抽選)、見学のみの一般参加:50名(抽選)
参加費:無料
主催:日本惑星協会、相模原市立博物館
協力:海洋研究開発機構、毎日新聞社毎日小学生新聞
当コンテストに合わせて、相模原市立博物館において、お絵描きの実習、地球外に棲むかもしれない「生きもの」についてのセミナーを実施します。
当日に描いた絵は、そのままコンテストに応募することが出来ます。
セミナー講師に高井研さん(JAMSTEC 海洋研究開発機構)、お絵描きアドバイザーに「はやぶさ」探査機 CG でお馴染みの池下章裕さん(スペースアートクリエイター)をお招きして開催します。
今回は、実際に絵を描いてみる小学生のみなさん30名のほか、講座の様子を見学する一般参加者50名を募集します。
” 相模原市立博物館お絵描き実習&セミナー ”
小学生は、色鉛筆・クレヨン等のお絵かき道具を持参してください。用紙は博物館で用意します。
申込方法
受付期間:6月23日(金)必着(抽選の結果は6月30日ごろ発送予定)
往復はがきで申し込んでください。※はがき料金に注意してください。返信面には必ず返送先の住所氏名を明記してください。
申込先
〒252-0221 相模原市中央区高根3-1-15
相模原市立博物館「地球外生命の姿を描こう!」小学生係 または 一般係
○「小学生」枠でお申し込みの場合は、「①住所②氏名(小学生は1枚に付き2名まで)③学年(年齢)④保護者名(小学3年生までは保護者の付き添い必須。1枚に1名まで)⑤電話番号」を明記してください。
○「一般」枠でお申し込みの場合は、「①住所②氏名(1枚に付き2名まで) ③電話番号」を明記してください。
※ サイト内の特に明記の無い画像はすべて NASA 提供によるものです。