木星衛星イオ

以下の画像は、ニュー・ホライズンズ探査機が冥王星に向う途中で捉えた、イオの火山爆発です。噴出の高さは 200 マイルにもおよびます。

Image Credit : NASA/JPL/University of Arizona
 


作図のポイント - 表面気温は高いが ...

木星衛星イオもタイタン同様に大気を持つ非常に珍しい天体です。生命に欠かせない化学物質も存在し表面の気温は他の候補よりも高いです。ただ、木星の強い磁気圏内を周回しており、強い磁気を常に浴びていることから、地球型の生物ではその生存は相当難しいと言われています。

さらに活発な火山活動も見られ、生命生存の可能性を否定する環境と言わざるを得ません。が、しかし、それも地球型生命であればということで、放射線で死滅しない、激しい火山活動に負けない地球外生命を想像してみましょう。

イオの直径は、3,643 ㎞。軌道共鳴関係にあるとみられるエウロパ、ガニメデ、そして主惑星木星の大きな潮汐力により表面が活発な活動状況にあることから、生命にとって非常に過酷な環境となっています。しかし、、、生命の逞しさは地球上でも少なくない例が見られるので、全く否定することは止めましょうか。案外、真っ先に生命体が見つかったりして。。。
 


絶え間なく流出する溶岩

上画像には、溶岩が燃え滾る様子と過去の溶岩流の痕跡が見えます。生命にはとても過酷です。

Image Credit : NASA/JPL/University of Arizona
” Io Erupts ”

日本惑星協会では、JPL/NASA 発信のニュースを日本語訳して提供しています。以下からご利用ください。
” TPSJ Space Topics 日本語ニュース ”