The Planetary Society of Japan

たんぽぽ - 有機物・微生物の宇宙曝露と宇宙塵・微生物の捕集

09月20日、宇宙研に回収試料が届いた!

September 21, 2016 Latest

新着ニュース : September 20, 2016
” 宇宙に微生物は? 日本の研究グループが解析へ - NHK News Web ”
宇宙空間に漂っているかもしれない生命の痕跡を捉える装置が日本時間27日午前01時前、国際宇宙ステーション(ISS)から米カリフォルニア沖約 500キロの太平洋上に戻った。命の“種”が綿毛のようにふわふわ飛んでいるイメージから、名付けた取り組みは「たんぽぽ実験」。何か捉えているか、分析結果は早ければ来年度初めに出る...(本文から)
 

山岸明彦先生からもメッセージが届きました。
「やっとここまで来たかという感じと、これから分析という緊張感」
いつか、私たちの前にもこの分析結果が披露されることと思います。それまでの間、分析を担当される研究者の奮闘をお祈り致します。

 

ISS からドラゴン輸送船によって捕集試料が地球に届く

新着ニュース : August 27, 2016
” 宇宙空間に痕跡? ISS 収集の微粒子分析へ - 毎日新聞ウェブ ”
グループでは、装置の中に、微生物や有機物などが含まれていないか解析を進め、早ければ来年の春ごろに結果がわかる見通しだということです。
山岸教授は「もし、宇宙空間から微生物が見つかれば、地球の生命が別の天体からもたらされた可能性が出てくるし、地球の生命が別の天体に影響を及ぼしている可能性も出てくる。いずれにしても生命の起源に迫るうえで、非常に重要な研究で、丁寧に解析を進めたい」と話しています。...(本文から)

 

新着ニュース : August 26, 2016
” 「たんぽぽ実験」生命の材料となる「宇宙由来の有機物」キャッチ目指す - 毎日新聞ウェブ ”
タンポポの綿毛が風に乗って新天地へ種をまいていくイメージから「たんぽぽ実験」と名付けられました。「生命の材料となる有機物を含む宇宙のチリの地球への到達」と「生命の惑星間移動の可能性」の両方を宇宙で検証することを目的としています...(本文、矢野氏へのインタビューから)
 

エアロゲルパッケージ

 

「たんぽぽ計画」とは

「TANPOPO」(たんぽぽ)は綿毛のついた種子を風に乗せてまき散らします。
「たんぽぽ計画」研究グループ(代表:東京薬科大学 山岸明彦)は、ISS-JEM(国際宇宙ステーション・日本実験棟) 上での微生物の天体間の移動の可能性の検討と微小隕石の検出および解析実験を提案しています。研究グループは、超低密度エ アロゲルを用いることで、微小隕石やその他の微粒子を捕集することが可能であると考えています

低軌道上で超低密度エアロゲルを一定期間曝露することで宇宙空間で微粒子を捕集します。エアロゲル表面と衝突トラックの顕微観察の後、エアロゲルの様々な解析を行います。衝突トラックの詳細な検討により、ISS周辺のデブリのサイズと速度が明らかにできると期待しています。 エアロゲル中に残存した粒子に関して、鉱物学的、有機化学的、及び微生物学的な検討を行います。一方、宇宙環境下での微生物の生存可能性について検討する ため、微生物を宇宙空間に曝露する実験も行います。同様に、宇宙環境下での有機化合物の変性の可能性を検討するため、有機化合物の宇宙空間への曝露実験も行います。これらの実験を行うための装置はすべて受動的な装置であり、そのための装置の基本構造、装置回収後の解析法も、既に確立されています。
” 東京薬科大学細胞機能学研究室ウェブから ”
 

 

 

たんぽぽ関連資料

 

CATEGORY: TANPOPO

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