太陽系科学・探査に関する記事・論文を収録しています。惑星科学教育の啓蒙・啓発を行う活動を推進する TPSJ の趣旨から、研究会・講演会の後刷等も収録しました。

これらの記事・論文は、総て著者より許可を得て掲載しております。また、引用等の際には必ず原文ファイルをご使用ください。
 

木星・土星圏のサイエンス

カッシーニによる土星探査が終焉を迎えた昨年の夏、ストーリーの終幕と同時に新たな希求が惑星探査の世界では当然のように湧き出しています。その最前線はやはり「木星・土星圏」なのではないでしょうか。

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ペンシルバニア州ドレクセルヒルのアーティスト、Karl Kofoed によるレンダリング。
Image by Karl Kofoed - Drexel Hill, Pennsylvania
Image credit: Copyright 2008 Karl Kofoed
 

火星圏のサイエンス

「工学主導のみならずサイエンス主導の惑星探査のあり方の重要性を再認識させ,さらに理工連携のチームプレーの重要性を説くこれからの日本の惑星探査のあり方に新たな舵を切る“良いきっかけ”になれば」というMMX プロジェクトチームの意気込みに期待しましょう。

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Image : MMX/JAXA
 

はやぶさ2からポストはやぶさ2へ

はやぶさ2探査機の次に実施する国内惑星探査は何を求めて何処に向かうのでしょうか。火星衛星探査がプロジェクト化されようとしている今、小天体へのアプローチはこの衛星探査以外を選択することは無いのでしょうか。

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小惑星ケレスの周回軌道に投入されたのちの Dawn 探査機を描いたアーティストコンセプト。
Image credit: NASA/JPL
 

月科学・探査

世界各国が再び注目している月探査です。無人ランダー(着陸機)や米中がプロジェクト化を進める有人探査もあります。月探査機かぐやのあとの日本はどのような戦略を以って臨もうとしているのでしょうか。

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月の南極上方の位置で探査する Lunar Flashlightを示したコンセプトイメージ。
Image credit: NASA/JPL
 

太陽系形成・生命起源

惑星系が形成される過程は複雑です。また、生命が育まれる環境が醸成されるまでには様々な偶然が繰り返され、その一つ一つは奇跡的なものとも言えるでしょう。太陽系探査の行き着くところは何処に定めがあるのでしょうね。以下のタイタンなど、地球を想起しませんか?

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タイタンに降下中の Huygens(ホイヘンス)が捉えた海岸線のパノラマ。幾つかのイメージャの生データを合成している。
Image credit: ESA/NASA/JPL/University of Arizona/Rene Pascal
 

太陽系惑星科学の勧め

アウトリーチ活動とひと言で言っても、様々な形態があります。言葉を列記すれば、啓発・啓蒙、推進・促進、いろいろ表現・手法がありますね。惑星協会活動の大きな柱として、「青少年に向けた惑星科学のすすめ」というのがあります。

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産学連携の一つの成功例である TenQ に至る前に実行されたスクール・モバイルミュージアムの様子。
Image credit: 日本惑星科学会、遊星人
 

スペースガード

天体の地球衝突を扱う活動を「スペースガード」と呼ばれます。国内にはスペースガード協会、当協会も参加するアステロイドデイキャンペーンなどがありますが、その進展状況は、あまり芳しくありません。しかし、誰かが警鐘を鳴らし続けないと、その時が来てからでは遅過ぎるのです。

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イタリア,ローマから東へ 100 km 程行ったアペニン山脈の山中,ヴェリーノ州立公園内のシレンテ平原(海抜 1100 m)にあるシレンテクレーター。
Image credit: 札幌学院大学情報科学研究所研究誌「情報科学」
 

ポスト MUSES - C

2000年、未だ MUSES-C(はやぶさ初号機)が打ち上げられる以前から、既にその次を検討していた有志団体がありました。様々なミッション案のほとんどは「はやぶさ2プロジェクト」等で実施されましたが、それ以外にもたくさんのプロジェクト構想が検討されました。

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Europa Clipper など、次期惑星探査を解説するウェブから。
Future Planetary Exploration
Image credit: NASA/JPL
 

天体衝突物理

「未来型の推進機関もいろいろと視野に入れながら,惑星科学者は先の世界と技術も見据えて進む道を提言していきたい」と言われる藤原顕氏の随筆等を収録しました。

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AIM(Asteroid Impact Mission)を解説するウェブから。
NASA, ESA aim to ram asteroid
Image credit: ESA/Getty Images
 

太陽系惑星科学・探査関連記事・小論

「はやぶさは試験機、いわば「零号機」であった。そこで試される数々の探査技術や科学観測機器を1号機、2号機と段階的に洗練していき、より遠方にあって、より始原的な小惑星や彗星を系統立てて訪ねていく。そうして原始太陽系の物質と構造を解明していく「始原天体探査プログラム」というコンセプトは、月や分化惑星の探査計画と相補う手法として、MEF から次期小天体探査ワーキンググループへ引き継がれていった」と、ISAS 矢野創氏は語っています。

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このアーティストコンセプトは、M 型小惑星プシケを探査する Psyche 探査機。
Psyche メタルワールドミッション
Image credit: NASA/JPL