TPS 米国惑星協会について - Basics of TPS
June 04, 2018 Modified
The Planetary Society 惑星協会とは
※ 内容は、日本惑星協会再設立2015年当時
米国惑星協会(以下 TPS)は、太陽系惑星と地球外知的生命の探査(SETI)の推進を主たる目的として、故カール・セーガン博士、ブルース・マレイ博士およびルイ・フリードマン博士の3人により1980年に設立されました。会員の会費と寄付金で運営される非営利、非政府の組織です。140ケ国の10万人を上回る会員で構成される世界で最大の宇宙関連団体です。
TPS の使命
市民の参加により、太陽系惑星及び地球外知的生命の探査(SETI)を支援し、且つ促進させることに、その活動の主眼点を集約しています。やがて地球上の知的生命は、宇宙に進出し、そこで多くを学び、定住し、他の未知の生命や生れつつある生命と出会い、その世界における市民権を確立していくことでしょう。
このような課題を追及するために、TPS は他の数多くの興味溢れる出来事を対象から除かなければなりません。それでもなお、探査するべき膨大な領域が残されているのです。TPSは、宇宙空間の商業的、軍事的目的の探査には手を出しません。人類を宇宙へ向わせる基本的な精神は、商人としてではなく、知的探検家としての精神だと信じているからです。
TPS の組織構成
TPS は、理事会とアドバイザーボードにより管理運営されています。アドバイザーボードは、科学者、財界人、作家、宇宙飛行士、その他宇宙の探査に貢献した著名人により構成され、一般の会員は、惑星探査と宇宙科学に対する関心と貢献を望む多くの人々で構成されています。
” About Us - What we do. ”
TPS の主な機構
(1)理事会
(2)アドバイザーボード(現在は、アドバイザリー・カウンシル(評議会)となっております)
(3)ミレニアム委員会
(4)基金拠出委員
(5)TPSの職員
TPS Board of Directors
Chief Executive Officer(CEO)の Bill Nye 氏から順に Board of Directors メンバー諸氏です。Jim Bell氏が会長(理事長)となっています。リンクは全て惑星協会の紹介記事へのものです。
CEO : Bill Nye,
Jim Bell, Daniel T. Geraci,
Heidi Hammel, Wally Hooser, G. Scott Hubbard,
Lon C. Levin, Alexis C. Livanos, John M. Logsdon,
Bijal (Bee) Thakore, Neil deGrasse Tyson, Fillmore Wood.
TPS Advisory Council
TPS では、Advisory Council(アドバイザリー評議会)という、様々な分野で活躍する有識者などで構成される評議会を設置しています。日本惑星協会でも同様にカウンシルがあります。
Buzz Aldrin
アポロ11号により、月面に降り立つ
Richard Berendzen
professor of physics at American University
Jacques Blamont
NASAミッション・ボイジャーのサイエンスメンバー
David Brin
惑星学研究者
James Cantrell
コスモス1ソーラーセイルなどに携わる
Franklin Chang-Diaz
宇宙飛行士
Frank Drake
SETI研究所所長、ドレーク方程式は彼による
Owen Garriott
スカイラブ宇宙飛行士
Garry Hunt
JPL元職員、主にボイジャー・ミッションに係る
Bruce Jakosky
マーズ・グローバル・サーベイヤーやマーズ・オデッセイ、メイブンなど多数に係る
Tom Jones
宇宙飛行士
Sergei Kapitsa
Charles Kohlhase
Laurie Leshin
Jon Lomberg
Rosaly M. Lopes
Hans Mark
Yasunori Matogawa
JAXA 名誉教授
Risto Pellinen
Robert Picardo
John Rhys-Davies
俳優.ロード・オブ・ザ・リングなど
Kim Stanley Robinson
SF 作家
Donna Shirley
マーズ・パスファインダー・ミッションチームマネージャー
Kevin Stube