The Planetary Society of Japan

Discovering Enceladus

Cassini Story

2004年06月30日に土星軌道にカッシーニ・ホイヘンス探査機が投入されました。衛星タイタン(Titan)の観測から始まり、主惑星土星の探査を主目的としつつ、この十年余り数々の観測成果を積み上げてきました。この2015年に限って言えば、衛星ディオネ(Dione)、エンセラダス(Enceladus)の観測深化が特に挙げられますね。

さて、このウェブ紙は地球外の太陽系内生命を探ろうというのが起点になっています。地球外の生命って、どのように探るのか、生命存在を窺う基準となるものはいったい何なのでしょう。そもそもはメタンの存在や酸素、オゾンが生成されていれば生命の存在、または過去の存在を示すものとされてきましたが、どうやらこれらの「証拠」となるものは、生命非存在環境であっても生成されることが近年判ってきました。これは困りますね。どうしましょうか。

結局は、その場探査・観測が必要になってくるわけです。面白い話ですが、観測機器の向上等によって、これまでに行った探査・観測から得た貴重な「証拠」であったはずの「拠り所」が、「証拠から参考データ」に格下げされる場面が今訪れているのです。地球外生命探査を行うための新たなガイドラインというものが今後必要であり、そのためにも直接対象天体に向かって探査機を送りその場で観測を行うしかないわけです。そのための太陽系探査に、私たち日本が行える環境創りを惑星協会は様々な憂慮を抱えつつも引き続き啓発活動を継続して行きたいと考えているところです。
 

Pic UP

  • 更新履歴
    August 31, 2016 - 改めてウェブを改変
  • NASA Cassini Solstice Mission
    ソルスティス(至)とは、太陽が惑星の赤道から北または南に最も離れた時または地点を意味します。主に土星(衛星タイタン及びエンケラドスも含む)の冬から夏にかけた季節的及びその他の長期気象の変化によって生ずる現象の観測によって得られたエンケラドスの情報は膨大です。
    2010年09月から始められたこのミッション成果をここで紐解きましょう。
    Cassini Solstice Mission NASA/JPL
  • Discovering Enceladus の今後は?
    2017年09月15日に運用終了とされているカッシーニ探査機は、昨年末の時点でエンセラダス近接観測が終了しているが、画像解析やプリュームから得た化学分析についてもまだ進展が有りそうな気がします。
    まずは、2004年の土星到着に遡って、エンセラダスあるいはタイタンなども含めた生命存在痕、現存の可能性についてどのようなNASAの見解が出てくるのかをワクワクしながら、画像キャプションのまとめに取り掛かっております。
  • エンセラ部について
    どのように完結していくのかは、現時点では判りません。しかし、世界中が生命起源、現存する或いは生命存在痕の探求が進展して行くのをヒシヒシと感じながら指を加えて眺めているだけでは私たち「市民科学者」にとっては物足りません。
    海洋研究者である高井研氏とイトカワ試料分析を行ってきた矢野創氏を両輪に、非研究的な側面から大きな声を上げ続けたいと思います。「だから何の声?」とは言わずに;

 

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