NASA Artemis II SLS「アルテミス II ミッション ウェット・ドレス・リハーサル、カウントダウン開始」

原文 : January 31. 2026 : Countdown Begins for Artemis II Wet Dress Rehearsal
 

フロリダ州 NASA KSC(ケネディ宇宙センター)では、アルテミス II のウェット・ドレス・リハーサルのカウントダウンが進行中である。
 

Imahe caption :
NASA スペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットと Orion(オリオン)宇宙船が、モバイル・ランチャーに固定された状態で、2026年01月17日(土)、NASA KSC(ケネディ宇宙センター)発射施設 39B に設置されている様子。NASA のアルテミス II 有人試験飛行では、NASA のリード・ワイズマン司令官、ビクター・グローバー飛行士、ミッション・スペシャリストのクリスティーナ・コック、および CSA(カナダ宇宙庁)のミッション・スペシャリスト、ジェレミー・ハンセンが、2026年04月までに打ち上げ&月周回、最終的に地球に帰還する予定である。
Credit : NASA/Joel Kowsky
 

カウントダウン時計は東部標準時午後08時13分(L-48時間40分)に開始され、模擬打ち上げウィンドウ開始時刻である02月02日(月)午後09時までカウントダウンが続く。試験は02月03日午前01時頃まで実施される予定だ。

この試験では、打ち上げチームに加え、ヒューストンの NASA ジョンソン宇宙センターにあるミッション・コントロール・センターやその他の支援 NASA センターに配置された支援チームが、SLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットのタンクへの極低温液体推進剤の充填、打ち上げカウントダウンの実施、カウントダウン時計のリサイクル能力の検証、タンクの排水による打ち上げ中止手順の練習など、一連の操作を実行する。これらの手順により、チームは打ち上げ当日に万全の準備を整えることが保証される。

打ち上げ台上のロケットを 24 時間 365 日ライブ配信中。NASA は燃料注入作業中に別途映像を提供し、燃料注入日の試験に関するリアルタイムブログ更新も行う。
 

Countdown Milestones(カウントダウンの主要な節目)

カウントダウンには「L マイナス」と「T マイナス」の時刻が含まれる。「L マイナス」は打ち上げまでの残り時間を時間と分単位で示す。「T マイナス」はカウントダウンに組み込まれた一連のイベントを表す。打ち上げチームが正確な打ち上げタイミングを狙えるよう、また全体スケジュールに影響を与えずに特定の作業や手順に余裕を持たせるため、カウントダウンには「ホールド(一時停止)」が組み込まれている。計画されたホールド中は、カウントダウン時計が意図的に停止し、T - タイムも停止する。ただし L - タイムは進行し続ける。

リハーサル中、チームは詳細なカウントダウン手順を実行する。打ち上げ 1 分 30 秒前に最大 3 分間停止した後、打ち上げ 33 秒前まで再開し、再び停止する。その後、時計を T - 10 分まで巻き戻し、約 T - 33 秒まで第 2 の最終カウントダウンを実施してシーケンスを終了する。このプロセスは、技術的問題や気象条件による打ち上げ中止を含む実戦状況を模擬する。試験終了後、チームは推進剤を排出し、全データを検証した上で正式な目標打ち上げ日を設定する。

アルテミス II の搭乗員はウェット・ドレス・リハーサルには参加しないが、打ち上げ当日に発生する搭乗員関連の主要工程は試験スケジュールに組み込まれ、アルテミス閉鎖作業班は閉鎖作業(オリオン乗員モジュールおよび打ち上げ中止システムのハッチ閉鎖を含む)を予習する。

カウントダウン開始後、各マイルストーンで発生する主なイベントを以下に示す。すべての時間は、これらのマイルストーンが発生すると予想されるおおよその時刻。

タイムラインを書こうと思いましたが、プレス・キットとほとんど同様なので、以下を参照ください。

Artemis II Press Kit(プレスキット)
 

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アルテミス計画の全貌については、以下で特集しております。

NASA SLS アルテミス II ミッション
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office