インサイトの打ち上げについて


NASA は、InSight の打ち上げを2018年05月05日、カリフォルニア中央部のヴァンデンバーグ(Vandenberg)空軍基地から、明け方の空の下で打ち上げられる予定であることを発表しました。



Mission to the deep core of Mars
 

上画像:アトラス(Atlas)V-401 ロケット
 

ローンチウィンドウ(打ち上げ可能時期)は、06月08日までです。一日の打ち上げウィンドウは二時間ほどとなり、各日5分毎に起動が設定されます。最初の打ち上げ機会は、05月05日午前04時となりました。

InSight は、ボーイング社(Boeing Co.)とロッキード・マーチン社(Lockheed Martin Corp.)の合弁会社である、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(United Launch Alliance)によるアトラス(Atlas)V-401 に搭載され、射場である Launch Complex 3 から宇宙に飛び立ちます。

Atlas V ロケットは、惑星間航行に宇宙機を送り出す最大のロケットの一つです。このロケットは、2005年に火星探査オービター(Mars Reconnaissance Orbiter - MRO)を打ち上げたものと同じタイプのロケットです。
 

上画像:遠方にある地球と、火星を飛行するマースキューブワン(Marco Cube One)(MarCO)。
 

打ち上げは、旅の始まりにすぎません。火星に到達するこの旅は、およそ六ヶ月の時間を要します。その航行距離は、約 3 億 1,000 万マイル(4 億 8500 万キロメートル)となります。今年の打ち上げウィンドウ中のどの時期に飛び立っても、InSight の火星到達は2018年11月26日と設定されています。

原文:About InSight's Launch