NASA Artemis II SLS「アルテミス II SLS 月探査ロケットが再び発射施設へ」

原文 : March 20 (EDT). 2026 : Artemis II Moon Rocket Heads Back to Launch Pad
 

Imahe caption :
2026年03月19日(木)、NASA ケネディ宇宙センターにあるロケット(車両)組立棟内で、モバイル・ランチャー(移動式発射台)に固定された Artemis(アルテミス)II SLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットと Orion(オリオン)宇宙船の周囲から、すべての作業プラットフォームが格納された。これは、発射施設 39B への搬出に備えた措置である。
Credit : NASA/Frank Michaux
 

四人の宇宙飛行士を月周回に送り出す予定の NASA Artemis(アルテミス)II SLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットと Orion(オリオン)宇宙船は、03月20日(金)午前00時20分(米国東部夏時間)に発射施設 39B へ向けて移動を開始した。フロリダ州のケネディ宇宙センターでの搬出作業は、同日早朝、現地での強風により遅延していた。

NASA のクローラー・トランスポーター 2 が、モバイル・ランチャー(移動式発射台)の上に乗せたロケットをクローラー・ウェイに沿って約 4 マイル(約 6.4 キロメートル)慎重に運ぶため、発射施設までの移動には最大 12 時間を要すると見込まれている。搬出の様子は、NASA の YouTube チャンネルでライブ配信されている。

02月21日のウェット・ドレスリハーサルが成功した後、チームはヘリウムがロケットの上段に流れ込まない問題を確認し、ロケット(車両)組立棟(VAB)に戻って修理を行った。

ロケットと宇宙船が VAB に収容されている間、技術者たちはロケットの複数のシステムを更新し、再試験を行った。技術者たちは、飛行中止システムの新しいバッテリー・セットを起動させ、上段、コア・ステージ、固体ロケット・ブースターの他のバッテリーを交換し、オリオンの打ち上げ中止システムのバッテリーを充電した。また、コア・ステージの液体酸素供給ラインのシールを交換し、酸素テール・サービス・マストのアンビリカル・プレートを再組み立てして再試験を行い、インターフェースの気密性を確認した。

アルテミス II ミッションでは、NASA の宇宙飛行士リード・ワイズマン、ビクター・グローバー、クリスティーナ・コックに加え、CSA(カナダ宇宙庁)の宇宙飛行士ジェレミー・ハンセンを乗せ、月周回および帰還を含む約 10 日間のミッションを実施する予定であり、これはアルテミス計画における初の有人飛行となる。
 

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アルテミス計画の全貌については、以下で特集しております。

NASA SLS アルテミス II ミッション
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office