Space Topics 2026
NASA Blogs (Ja) 日本語訳解説
アルテミス II の搭乗クルーが隔離措置に入る
NASA Artemis II SLS「アルテミス II の搭乗クルーが隔離措置に入る」
原文 : January 23. 2026 : Artemis II Crew Enters Quarantine Ahead of Journey Around Moon
月周回飛行に臨む次期宇宙飛行士たちは金曜日遅くに隔離に入った。
Imahe caption :
Artemis(アルテミス)II の搭乗員が2026年01月23日、ヒューストンの NASA ジョンソン宇宙センターで Orion(オリオン)宇宙船シミュレーターの前でポーズをとる。
Credit : NASA/Robert Markowitz
NASA 宇宙飛行士のリード・ワイズマン、ビクター・グローバー、クリスティーナ・コック、および CSA(カナダ宇宙庁)宇宙飛行士のジェレミー・ハンセンは、打ち上げ前の数日間、他者との接触を制限することで、ミッション遅延の原因となる病気の感染を防ぐ。この「健康安定化プログラム」と呼ばれる期間は通常、打ち上げの約 14 日前から開始される。02月の打ち上げ期間における潜在的な機会に向けてチームが調整を進める中、現時点で隔離を開始することで柔軟性を確保している。現時点で、ロケットと宇宙船の試験が継続中であるため、同機関は依然として正式な打ち上げ日を設定していない。ウェット・ドレス・リハーサルの結果やその他の運用上の考慮事項次第で、搭乗員は隔離から解放され、再設定された打ち上げ日の 14 日前に再隔離される可能性がある。
搭乗員はヒューストンで隔離生活を開始し、テストが順調に進み、来月の打ち上げに向けて準備が順調に進んだ場合、打ち上げの約 6 日前にフロリダ州の NASA ケネディ宇宙センターへ移動する。そこで、アルテミス II の搭乗員は、打ち上げ日まで、ニール・A・アームストロング運用・チェックアウト・ビル内の宇宙飛行士用宿泊施設に滞在する予定だ。隔離期間中、乗組員は、隔離ガイドラインを順守できる友人、家族、同僚と定期的に連絡を取り続けることができるが、公共の場所は避け、マスクを着用し、接触する他人とは距離を保ちながら、最終的な訓練活動を継続する。これらの訓練活動は、ミッション・シミュレーションや健康診断とともに、今後数日間も継続される。
一方、ケネディ宇宙センターでは、打ち上げに先立ち、SLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットとオリオン宇宙船、および関連する地上システムの準備が続けられている。チームは、発射施設 39B における機械動力システム、極低温推進剤ライン、およびエンジンのすべてのチェックアウトを完了した。01月24日(土)、週末に開始予定の SLS ブースターの整備作業のために、発射台周辺から不要な人員はすべて立ち退く。
地球の反対側では、搭乗員と宇宙船が地球に帰還し太平洋に着水した後、回収作業に共同で取り組む NASA と国防総省のチームが、海上での最終シミュレーション「ジャスト。イン・タイム訓練」を実施している。これらのチームは打ち上げ後数日以内に、オリオン着水地点へ向けて移動を開始する。
月を周回する約 10 日間のアルテミス II ミッションは、NASA のアルテミス計画における初の有人飛行となる。このミッションは、科学的な発見や経済的利益のため、そして初の有人火星ミッションに向けた継続的な準備として、より困難な月探査ミッションに宇宙飛行士を送り続けるために必要なシステムやハードウェアの試験に役立つ。
アルテミス計画の全貌については、以下で特集しております。
Akira IMOTO
Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

