NASA Artemis II SLS「Artemis(アルテミス)II の搭乗員とオリオン回収チームが月ミッションの最終段階に向けた訓練を実施」

原文 : February 26, 2024 : Artemis II Crew, Recovery Teams Train for Final Phase of Moon Mission
 

Posted by Rachel H. Kraft.
 

Imahe caption :
Credit : NASA/Kenny Allen
 

NASA の宇宙飛行士で Artemis(アルテミス)II のパイロットである Victor Glover(ビクター・グローバー)は、02月25日の訓練中に太平洋上でクルーが見守る中、Orion spacecraft(オリオン宇宙船)のモックアップ(模型)から米海軍の職員に補助されながら脱出を試みる。アルテミス II のクルーと NASA と国防総省のチームは、NASA のアルテミス計画シリーズの最初の有人ミッションとして、来年(2025年)10日間に渡る 685,000 マイルの月周回飛行の最終ミッションである地球海洋への着水(splash down:スプラッシュダウン)の際に、クルーが安全に脱出・避難できるよう、その手順や道具のテスト実施のため、海洋で数日間を過ごしている。

クルーが地球に帰還する日、特別な訓練を受けた人員を乗せた海軍の艦船がスプラッシュダウンを待ち、オリオン・カプセルに近づいて四人の宇宙飛行士を救出する。フロント・ポーチと呼ばれる膨張式のいかだは、カプセルから出た宇宙飛行士が休むための場所となり、その後、ヘリコプターで吊り上げられ、待機している船まで飛行する。

フロリダの NASA KSC(ケネディ宇宙センター)から SLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットによって打ち上げられるアルテミス II オリオンは、継続する月ミッションに必要なオリオン宇宙船の安定的な生命維持システムをテストする。
 

アルテミス協定の詳細は、以下のウェブで閲覧できる。

Artemis Accords | NASA

日本惑星協会による Artemis II SLS の特設ウェブは以下にある。

NASA SLS アルテミス II ミッション
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office