NASA Artemis II SLS「アルテミス II ミッションで使用する SLS ロケット・コアステージに残りの RS-25 エンジンを全て装着」

原文 : September 25, 2023 : All Engines Added to NASA’s Artemis II Moon Rocket Core Stage

Antonia Jaramillo Botero Posted on September 25, 2023
 

Imahe caption :
NASA、Aerojet Rocketdyne(エアロジェット・ロケットダイン)社、Boeing(ボーイング)社のエンジニアと技術者は、ニューオーリンズにある NASA の Michoud Assembly Facility(ミショー組立施設)で、月への最初の有人ミッション Artemis(アルテミス)II を送り出す NASA Space Launch System(スペース・ローンチ・システム)ロケットのコアステージに、4 基の RS-25 エンジンをすべて取り付けた。黄色いコアステージは、ミショーの最終組立エリアで水平に設置されている。エンジンはロケットステージの下部に、テーブルの脚のように正方形に配置されている。
Credit : NASA/Eric Bordelon
 

ニューオーリンズにある NASA の Michoud Assembly Facility(ミショー組立施設)のチームは、アルテミス II で使用する SLS ロケットのコアステージに 4 基の RS-25 エンジンすべてを構造的に結合した。この試験的なフライトは、アルテミス計画においては初めての有人ミッションとなる。

技術者たちは09月11日、SLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットのコアステージに、まず 1 基のエンジンを取り付けた。チームは09月15日に 2 基目のエンジンを取り付け、09月19日と20日に残りの 2 基を取り付けた。NASA、L3 ハリス・テクノロジーズ傘下で RS-25 エンジンの主契約者であるエアロジェット・ロケットダイン社、コアステージの主契約者であるボーイング社の技術者たちは、今後、エンジンをステージに完全に固定し、推進システムと電気システムを構造内に統合するという複雑な作業に力を注ぐ。

SLS コアステージは高さ 212 フィートで、月探査ロケットの基幹部分である。その二つの巨大な推進剤タンクは、4 基の RS-25 エンジンに 733,000 ガロン以上の超低温液体推進剤を供給し、ステージのフライトコンピュータ、アビオニクス、電気システムはロケットの「頭脳」として機能する。アルテミス II ミッション打ち上げの際、RS-25 エンジンは合わせて八分間の飛行で 200 万ポンド以上の推力を提供し、アルテミス II のクルーを地球低軌道を越えて月周回軌道に送り出す動力を発揮する。

NASA はアルテミス計画の下で、初めての女性、白人以外の宇宙飛行士を採用して月面着陸を目指している。SLS は、オリオンや月周回軌道のゲートウェイ、商業有人着陸システムとともに、深宇宙探査のための NASA の基幹技術の一部である。SLS は、Orion(オリオン)宇宙船、宇宙飛行士、積載物を一度のミッションで月に送ることができる唯一のロケットだ。
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office