Space Topics 2023
NASA Blogs (Ja) 日本語訳解説
OSIRIS-REx(オシリス、オサイリス・レックス)探査機、新たなミッションに向けて出発
NASA OSIRIS-REx Mission「OSIRIS-REx(オシリス、オサイリス・レックス)探査機、新たなミッションに向けて出発」
原文 : September 24, 2023 : OSIRIS-REx Spacecraft Departs for New Mission
Lonnie Shekhtman posted on September 24, 2023
NASA OSIRIS-REx(オシリス、オサイリス・レックス)探査機は、一時間弱前にサンプルカプセルを地球に向けて放出し、このミッションの最後の仕事を終えた。その約 20 分後、探査機は小惑星 Apophis(アポフィス)への新たなミッションに向けて地球を通り過ぎて迂回するためにエンジンを噴射し、OSIRIS-APEX(オシリス・アペックスもしくはオサイリス・エイペックス)と改名された。
幅約 1,000 フィートのアポフィスは、2029年に地球から 20,000 マイル(地球と月の間の距離の 10 分の 1 以下)以内に接近する。OSIRIS-APEX は、小惑星の地球接近後すぐにアポフィスの軌道に入る予定であり、地球接近によって小惑星の軌道、自転速度、表面がどのような影響をもたらしたかを確認する。
More About the Mission(ミッションの詳細)
Goddard は、OSIRIS-REx の全体的なミッション管理、システムエンジニアリング、および安全性とミッションの保証を提供する。アリゾナ大学ツーソン校の Dante Lauretta(ダンテ・ローレッタ)が主任研究員である。大学は、科学チームとミッションの科学観測計画およびデータ処理を主導している。コロラド州リトルトンにあるロッキードマーティンスペースは、宇宙船を製造し、飛行操作を担う。Goddard と KinetX Aerospace は、OSIRIS-REx 探査機のナビゲートを担当している。OSIRIS-REx は、NASA ニューフロンティア計画の三番目のミッションであり、アラバマ州ハンツビルにある NASA マーシャル宇宙飛行センターによって管理されている。
OSIRIS-REx の詳細については、以下のWebサイトをご覧いただきたい。
Akira IMOTO
Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan