Space Topics 2023
NASA Blogs (Ja) 日本語訳解説
アルテミス II に搭乗する宇宙飛行士による打ち上げ当日のデモンストレーションを完了
NASA Artemis II SLS「アルテミス II に搭乗する宇宙飛行士による打ち上げ当日のデモンストレーションを完了」
原文 : September 20, 2023 : Artemis II Astronauts Successfully Conduct Launch Day Demonstration
Antonia Jaramillo Botero Posted on September 20, 2023
Imahe caption :
09月20日(水)、フロリダの Kennedy Space Center(ケネディ宇宙センター、以下 KSC)で行われた地上システム統合試験の一環として、発射台 39B に設置されたモービル・ランチャーのクルー・アクセス・アームに立つアルテミス II の宇宙飛行士(左から)、NASA の Victor Glover(ビクター・グローバー)、CSA(カナダ宇宙庁)の Jeremy Hansen(ジェレミー・ハンセン)、NASA の Christina Koch(クリスティーナ・コッホ)、 Reid Wiseman(リード・ワイズマン)。このテストは、地上システムチームが打ち上げ当日にクルーのタイムラインをサポートする準備ができていることを確認するものである。
Credit : NASA/Frank Michaux
アルテミス II のクルーと NASA の Exploration Ground Systems Program(探査地上システム・プログラム)のチームは、月周回ミッションの準備のため、フロリダにある NASA の Kennedy Space Center(ケネディ宇宙センター、以下 KSC)で一連の統合地上システム試験の第一回目を成功裏に終了した。
水曜日、NASA の Reid Wiseman(リード・ワイズマン)、Victor Glover(ビクター・グローバー)、Christina Koch(クリスティーナ・コッホ)、CSA(カナダ宇宙庁)の Jeremy Hansen(ジェレミー・ハンセン)の四名の宇宙飛行士は、宇宙への旅に備えて打ち上げ当日に受ける手順の練習を行った。
クルーは、KSC の Neil Armstrong Operations and Checkouts(ニール・アームストロング・オペレーション&チェックアウト)棟内のクルー宿舎で目覚めた後、打ち上げ当日に着用する Orion(オリオン)宇宙船のクルー・サバイバル・システム宇宙服のテスト版を着用した。その後、NASA の新しい乗組員輸送車「アルテミス」で出発し、発射台パッド 39B までの 9 マイルの道のりを横断した。ワイズマンとグローバーは一台目の輸送車で向かい、コッチとハンセンは二台目の輸送車で彼らに続いた。
パッドに到着すると、クルーはモバイルランチャーに乗り込み、タワーを上ってクルーアクセスアーム内の白い部屋に向かった。このエリアから、宇宙飛行士はオリオン宇宙船に出入りすることができる。今回のテストでは、オリオンも SLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットも存在しなかった。
「そのクルー・アクセス・アームから外に出たとき、子供の頃に見たアポロの打ち上げやシャトルの打ち上げの映像が浮かんできて、非現実的だった」とグローバーは語った。
「私は実際に立ち止まり、その場にとどまり、すべてを心に刻み込まなければならなかった」
このテストを成功させることで、KSC のクルーと地上システムチームの両方が、打ち上げ当日の準備とイベントのタイムラインを理解することになる。
Akira IMOTO
Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan