Space Topics 2023
NASA Blogs (Ja) 日本語訳解説
OSIRIS(オシリス、オサイリス)-REx 探査機、09月24日のサンプル・カプセル放出を前に最終的なコース微調整を実施
NASA OSIRIS-REx Mission「OSIRIS(オシリス、オサイリス)-REx 探査機、09月24日のサンプル・カプセル放出を前に最終的なコース微調整を実施」
原文 : September 19, 2023 : OSIRIS-REx Makes Final Course Adjustment Before Sept. 24 Sample Delivery
Lonnie Shekhtman posted on September 19, 2023
09月17日、NASA OSIRIS(オシリス、オサイリス)-REx のエンジニアは、探査機が09月24日に地球に届けるサンプル・カプセルの着地位置をさらに絞り込むために、探査機の軌道をわずかに変更した。探査機は17日にスラスターを一時的に噴射し、地球との相対速度を毎分 7 インチ(毎秒 3 ミリメートル)の変更を行った。
この最終修正マヌーバによって、サンプルカプセルの着陸予測地点は、国防総省のユタ試験訓練場の 36 マイル x 8.5 マイル(58 キロ x 14 キロ)内の着地予定地点の中心まで、8 マイル(12.5 キロ)ほど東に移動した。
17日のマヌーバは、09月10日に行った重要なマヌーバを微調整したもので、探査機は今週末の24日、地球表面から 63,000 マイル(102,000 km)の距離から、小惑星ベヌーの岩石と塵を入れたサンプル・カプセルを放出するコースに設定された。
探査機は現在(17日)、地球から約 180 万マイル(約 280 万キロメートル)離れており、時速約 14,000 マイル(約 23,000 キロメートル)で航行している。
Imahe caption :
OSIRIS-REx 探査機によるサンプリング想像図。
Credit : NASA
More About the Mission(ミッションの詳細)
Goddard は、OSIRIS-REx の全体的なミッション管理、システムエンジニアリング、および安全性とミッションの保証を提供する。アリゾナ大学ツーソン校の Dante Lauretta(ダンテ・ローレッタ)が主任研究員である。大学は、科学チームとミッションの科学観測計画およびデータ処理を主導している。コロラド州リトルトンにあるロッキードマーティンスペースは、宇宙船を製造し、飛行操作を担う。Goddard と KinetX Aerospace は、OSIRIS-REx 探査機のナビゲートを担当している。OSIRIS-REx は、NASA ニューフロンティア計画の三番目のミッションであり、アラバマ州ハンツビルにある NASA マーシャル宇宙飛行センターによって管理されている。
OSIRIS-REx の詳細については、以下のWebサイトをご覧いただきたい。
Akira IMOTO
Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan