NASA Artemis(アルテミス) I SLS「Artemis I 最新情報:回収船「USS ポートランド」から陸揚げされる Orion(オリオン、オライオン)宇宙船」

原文 : December 14, 2022 : Artemis I Update: Orion Offloaded from USS Portland in Preparation for Transport to Kennedy Space Center

Tiffany Fairley Posted on December 14, 2022 17:48 (EST)
 

12月14日、探査地上システムプログラムのチームメンバーは、前日に米国海軍サンディエゴ基地に到着した回収船「USS ポートランド」から、Artemis I Orion(オリオン、オライオン)宇宙船を無事に陸揚げした。宇宙船は、140 万マイルの月の旅から帰ってきた後、12月11日にバハ海岸カリフォルニアの西太平洋に着水し、NASA の着陸・回収チームと国防総省の職員によって回収された。
 

Imahe caption :
12月14日、NASA 探査地上システムプログラムのチームメンバーが、米国海軍サンディエゴ基地に到着した Artemis I Orion 宇宙船を「USS ポートランド」から無事に回収。
Credit : NASA
 

エンジニアは、宇宙船の窓周りの点検を行った後、ハードカバーを取り付ける。クルーモジュール直立システムの五つのエアバッグを膨らませ、宇宙船の陸上での旅の最後の行程に備える。宇宙船はトラックに積み込まれ、飛行後の分析のためにフロリダ州の KSC(ケネディ宇宙センター)に搬入される。

出発前に、KSC への輸送準備の一環として、宇宙船のハッチを開け、搭載されていた生物学実験 - 1 ペイロードを取り出す。この実験では、植物の種子、真菌、酵母、藻類を使って、人類を月に、そして最終的には火星に送るために、宇宙放射線の影響を調査するものだ。宇宙船が KSC に到着する前に実験装置を取り外すことで試料の劣化を防ぎ、科学者による分析が支障無く行える。

Orion 宇宙船は KSC に到着後、マルチペイロード処理施設に運ばれ、残りのペイロードを取り出し、熱シールドやその他の要素を分析のために取り外して総ての装着物から解放される。
 

この Artemis I ミッションの画像は、NASA のジョンソンスペースセンターの ” Flickr ” アカウントと ” イメージ・ビデオライブラリ ” で閲覧が可能だ。
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office