NASA Artemis(アルテミス) I SLS「フライト機器にはハリケーンによる損傷はなかった!打ち上げは11月中旬のウィンドウに集中して検討」

原文 : September 30, 2022 : Teams Confirm No Damage to Flight Hardware, Focus on November for Launch

NASA Posted on September 30, 2022 04:46 pm
 

フロリダ州にある NASA ケネディ宇宙センター(KSC)ローンチ・チームは、半島に上陸したハリケーン「イアン」による影響評価のため、金曜日に初期点検を実施した。結果、アルテミス I 計画のフライト機器への被害はなく、施設においては数カ所に軽度の浸水が確認されたのみで、良好な状態にある。この後エンジニアは、ロケット組立棟(VAB)内に避難した SLS ロケットと Orion 宇宙船の周囲にアクセスプラットフォームを拡張設置し、追加点検の準備、フライト停止システムの再試験など、次の打ち上げ機会に向けた準備を開始する予定だ。

嵐の後の復旧作業を終えると NASA は、Artemis I SLS ロケットの打ち上げ計画を、11月12日から11月27日までの打ち上げ期間に集中させることを決定した。今後数日間、管理者はロケット組立棟(VAB)で行うべき作業の範囲を評価し、次の打ち上げを試みる具体的な日を決定する。11月の打ち上げ期間に集中することで、ケネディのスタッフはハリケーン通過後の家族や家庭のニーズに対応し、チームにとっては、打ち上げのためにパッドへ戻すための必要な追加のチェックアウトを確認する時間が生まれる。
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office