NASA Artemis I SLS「ウェットドレスリハーサル」に関する一連の NASA プレスリリース II
 

04月14日の進行中のリハーサルから現在までをまとめました。
 

#01
NASA は、Artemis I SLS の修正された試験初期結果について説明する
原文 : April 15, 2022 : NASA to Discuss Initial Findings from Artemis Moon Mission Modified Test
 

Image Caption :
2022年04月04日(月)に撮影された、打ち上げ施設 39B の移動式発射台上の、Orion 宇宙船を搭載したスペースローンチシステム(SLS)ロケット。
Image Credit : NASA/Joel Kowsky
 

NASA は、04月15日(金)午後3時(EDT)よりメディア向け遠隔会議を開催し、ケネディ宇宙センターの発射場 39B で行われた SLS ロケットと Orion 宇宙船の「ウェットドレスリハーサル」試験について説明する予定。

電話会議の模様は、同機関のウェブサイトでライブ配信される。

テレカンファレンスの参加者は以下の通り。

Charlie Blackwell-Thompson(チャーリー・ブラックウェル-トンプソン)NASA ケネディ宇宙センター、NASA 探査地上システムプログラム、Artemis 計画打ち上げ担当者
Mike Sarafin(マイク・サラフィン)NASA 本部アルテミスIミッションマネージャー
 

Artemis I 三回目のテストは、04月12日にテスト手順を変更して開始され、04月14日に終了した。この試験では、ケネディ宇宙センターの地上システムを使用して、SLS ロケットのコア段タンクに推進剤を充填する作業に重点が置かれ、次段での推進剤作業は最小限に留められた。

しかし、整備用のマストから液体水素が漏れてしまい、テストを完了することができなかった。試験を終了する前に、上段への推進剤の充填に使用するラインを冷却し、追加データを収集することはできた。現在のロケットは安全な状態に保たれ、チームは次のステップを検討している。
 

News Media Contact
Kathryn Hambleton
Headquarters, Washington
Tiffany Fairley
Kennedy Space Center, Fla.

MEDIA ADVISORY M22-054
 



#02
NASA、無人月探査計画 Artemis(アルテミス)I SLS の現状を説明
原文 : April 17, 2022 : NASA to Discuss Status of Artemis I Moon Mission
 

Image Caption :
Artemis(アルテミス)I SLS ロケット。
Image Credit : NASA
 

NASAは、04月18日(月)午後03時(EDT)にメディア向け遠隔会議を開催し、ケネディ宇宙センターの発射場 39B で行われる SLS ロケットと Orion 宇宙船の無人月探査計画 Artemis I に向けた「ウェットドレスリハーサル」試験の現在の状況について説明する予定だ。

試験に使用するガス状窒素のアップグレードが必要なため、(現場にいないサプライヤーが担うため)NASA は SLS ロケットと宇宙船をビークル組立棟に戻して修理する。上段チェックバルブ(逆止弁)の不具合の修理と併せてテールサービスマスト(整備用のマスト)・アンビリカルの小さな漏れを修理する予定だ。この間、打ち上げに向けた推進剤の充填作業を実証するためのスケジュールと他のオプションも検討している。

遠隔会議の模様は、同庁のウェブサイトでライブ配信される予定。

遠隔会議の参加者は以下の通り。

Tom Whitmeyer(トム・ホイットマイヤー)NASA 本部共通探査システム開発担当副管理官
Charlie Blackwell-Thompson(チャーリー・ブラックウェル-トンプソン)NASA ケネディ宇宙センター
Mike Sarafin(マイク・サラフィン)NASA 本部 Artemis ミッションマネージャー
 

News Media Contact
Kathryn Hambleton
Headquarters, Washington
Tiffany Fairley
Kennedy Space Center, Fla.

MEDIA ADVISORY M22-056
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office