NASA KSC(ケネディ宇宙センター)において、Psyche 打ち上げ前最終処理を開始


同じ名前の小惑星プシケを目指すこの Psyche 探査機は、08月の打ち上げに向けて最終準備中だ。
 

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南カリフォルニアにある NASA ジェット推進研究所(JPL)のクリーンルームから移動し、フロリダ州のケネディ宇宙センター(KSC)のペイロードハザードサービス施設に置かれた Psyche 探査機。
Credit : NASA/Isaac Watson
 

04月29日、フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターに到着した Psyche 宇宙機は、その後ペイロードハザードサービス施設に移動し、技術者は保護用の輸送コンテナから取り出して垂直に回転させ、打ち上げに向けた宇宙機の最終準備の段階に入った。今後数ヶ月の間に、太陽電池アレイの再設置、無線機の再組み込み、通信システムの試験、推進剤の充填、衛星フェアリングへの収納など、さまざまな作業が行われ、施設から発射台へ移動する予定となっている。

Psyche 探査機は、火星・木星間の小惑星メインベルトにある、主にニッケル・鉄の金属でできている小惑星を探査する。このミッションは、08月01日にケネディの発射場 39A から SpaceX 社の Falcon Heavy ロケットで打ち上げられる。2026年に到着した後、探査機は 21 ヶ月間その名の由来となった小惑星 16 プシケをランデブーしながら、マッピングや種々データ取得を実施、地球を含む金属核を持つ惑星がどのように形成されたかについて洞察を深めることを目指す。
 

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2022年、NASA Psyche 探査機は、金属を多く含むユニークな小惑星16プシケを探査するための旅に出る。
Credit : JPL-Caltech/ASU
 

ミッションの詳細

ASU(アリゾナ州立大学:Arizona State University)がミッションを主導する。JPL は、ミッションの全体的な管理、システムエンジニアリング、統合およびテスト、ミッション運用を担当している。Psyche Mission は、NASA ディスカバリープログラムにより選ばれた 14 番目のミッションである。

Psyche Mission についての詳細は以下をご覧頂きたい。

Psyche Asteroid Mission | NASA

Psyche Mission | A Mission to a Metal World(ASU)
 

News Media Contact

Gretchen McCartney
Jet Propulsion Laboratory, Pasadena, Calif.

Karen Fox / Alana Johnson
NASA Headquarters, Washington

2022-064
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office