「Explore JPL(JPL 探検)」のオンラインチケットが間もなく抽選配布される


アリゾナ州パサデナにある NASA ジェット推進研究所(JPL)が開催する「Explore JPL(JPL 探検)」が、2019年05月18日から19日の二日間、午前08時30分から午後16時まで開催される。チケットは2019年04月06日土曜日の午前08時(PDT)にオンラインで応募開始予定だ。
 

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2018年の「Explore JPL」で、小さな訪問者がローバのホイールを「称賛」している。
Image Credit : NASA/JPL-Caltech
 

参加者は、フルサイズの火星探査機のモデルを見たり、宇宙機組立施設で建設中のマーズ 2020 探査機を見る機会がある。また、ミッションコントロールと機械工場を見ることもでき、そこでは精密部品が宇宙機用に作られる非常に貴重な現場見学だ。

チケットは無料だが非常に限られた少数であり、先着順に配布され、一人の応募者につき最大五枚のチケットを割り当てる。五枚以上のチケット注文をするとキャンセルされる可能性があるとのこと。チケットの提供は特定の時間帯に行われ、実名を以って予約する必要がある。

JPL を訪問する際は、各自自分のチケットを所持しなければならない(チケットなしでは当然誰も入場できない)。さらに 18 歳以上の入場者は総て本人確認が出来る法的 ID を提示しなければならない。チケットは譲渡できず、販売することはもちろん不可だ。

二歳未満の子どもの場合はチケットは必要無いが、体験できるイベントは、幼児クラスの若いゲストを対象とはしていない。

JPL の所有地に入る車両は、あらゆる検査の対象となる。訪問者は特に次に挙げるものを JPL 所内に持ち込むことはできない。
「武器、爆発物、焼夷器、危険物、アルコール、違法薬物、ペット、そしてあらゆる種類のスケート靴、スケートボードと Segways(電動立ち乗り二輪車)」

JPL までのサイクリングは大歓迎だが、会場は歩行者で賑わっているため、所内には乗り入れできない。自転車ラックは正面玄関近くに設置されており、小さな財布と「おむつとその袋」を除いて、バッグ、バックパック、アイスチェストは持ち込みを許可されない。無人偵察機はいかなる状況においても JPL 敷地内あるいは近辺を飛行することを許可されていない。
 

追記:
JAXA 施設での特別公開の際には、同様の注意喚起は行われているだろうが、「小さな財布とおむつ」の持ち込みは可というのが楽しくて、これを日本語訳してみた。しかし、「あらゆる種類のスケート靴での入場禁止」とはいったい、、、どのようなものを履いて所内に入るというのだろう。世界は広い。
 



Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office