リエントリーカプセル追跡

カプセル分離直後、キャンペーン実行メンバーの明石天文科学館、井上毅さんから第一報が届いたのに続き、日が落ちて、各地から続々とカプセル観測の報が報告されています。

掲載した画像は解像度を落としています。画像の使用については、観測データも併せて各観測者にお尋ねください。

はやぶさ2カプセル放出の直前の様子を米国のインターネット天文台にてリモート撮影で捉えることができました！（アニメーションは倉敷科学センター、三島和久さん作成）

iTelescope Mayhill T21
2020/12/05 UT　05:11～05:23 （180sec*4)

Credit：Takeshi Inoue

2020年12月05日18時10分ごろ（日本時）、京都大学岡山天文台のせいめい望遠鏡は小惑星探査機「はやぶさ2帰還カプセル」の撮影に成功しました。「はやぶさ2」が「帰還カプセル」から離れていく様子がわかります。

撮影時刻 : 18:10、露出時間 : 300　秒、カプセルの動きに合わせて望遠鏡を動かしています。視野 11' x 6'、画像上が天の北極方向。

Credit：京都大学岡山天文台

地球に接近している小惑星探査機「はやぶさ2」を、鳥取市さじアストロパークにある103cm反射望遠鏡（愛称：キラット望遠鏡）で、12月5日(土)18時過ぎにとらえました！
そして、その近くに「カプセル」もいることが確認できました！

画像は、103cm反射望遠鏡に短焦点化レンズを付け（焦点距離4750mm）、天文用デジタルカメラ（冷却CCDカメラ）で18時30分頃、4分露出で撮影したもの。

Credit：鳥取市さじアストロパーク

国立天文台三鷹キャンパスの50センチ公開望遠鏡でも、何とか、何とかはやぶさ2のカプセルが写りました。処理前のもので、画像が荒くてお見苦しい点もあると思いますが、ご容赦ください（2020年21時10分頃撮影。画像は、南が上になっています）。

観測日時 : 2020年12月05日21時10分頃

Credit：国立天文台三鷹キャンパス

日本時間23:50 - 24:08にトモエゴゼンを用いて「はやぶさ2」の観測を実施し、「はやぶさ2」探査機とカプセルのランデブーを検出することに成功しました。

中央を上から左下へ移動する点「はやぶさ2」探査機。右上から中央下へ移動する微かな点「はやぶさ2」から分離したカプセルが、公開ウェブの動画で見れます。

Credit：東京大学木曽観測所