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Q. マスコットやミネルバIIをリュウグウに下ろすとき、どれくらいの高度で放出する予定ですか?

September 24, 2018 - real_mint:53才
 

A. MASCOTやMINERVA-Ⅱを放出する高度は、小惑星上空 50 m くらいです。


Q. はやぶさ2の横側にある灰色のいくつかのしかくは何ですか?

September 24, 2018 - 渡辺尚哉:09才
 

A. これは、放熱面ですね。探査機の内部の温度が上がりすぎるとよくないので、熱を逃がす役割をしています。もし、探査機の内部の温度が下がりすぎてしまったら、ヒーターを使って温度を上げます。探査機は機械ですから、機械が正常に働くためには、決まった温度範囲に保っておく必要があります。


Q. お恥ずかしい質問ですが。接地時の際の質問。「リュウグウ」の接地点付近には、小さな質量の砂状粒子などは在るのでしょうか。もし存在すれば、はやぶさ2を地面に接地させる際、噴射などで微粒子が飛散しセンサや太陽電池パネル、光学カメラレンズなどに影響を与えるのでは?(重力、遠心力、ベクトルなどの計算は苦手)

September 24, 2018 - ストーク21:68才
 

A. どのくらい小さいな粒子があるのかはまだ分かりませんが、ご指摘の点については、打ち上げ前から議論はなされていました。「はやぶさ」のときも同様な議論はありましたが、すべての場合にそなえて探査機を設計することは難しいですし、コストや時間がかかることになりますから、影響は大きくないという想定で進めました。実際、「はやぶさ」のときには、微粒子による影響はありませんでした。リュウグウについても、「はやぶさ」の経験も考慮して、影響は大きくないものとして探査機の設計・製作をしました。


Q. 単純な質問ですが、地球と通信を行うためのはやぶさ2に付いているアンテナはエンジンに対して固定されていますよね。でも、必ずしもそのアンテナが地球に向いているとは限りませんよね。その時は地球と交信出来ないのではないかと思いますが? もし、全方向性で交信出来るなら、あのはやぶさが帰り際交信出来なくなったようなことは起こらないのでは?と思いますが。教えてください。

September 24, 2018 - 鈴木一茂:54才
 

A. 「はやぶさ2」には地球と通信をするためのアンテナが3種類付いています。一番目立つのが円盤型の大きな二つのハイゲインアンテナで、出力が大きいため高速の通信を行うことができます。このアンテナを使うときには、探査機の姿勢を調整してアンテナが地球の方向を向くようにします。

二つ目はミドルゲインアンテナと呼ばれるもので、これはホーン型のアンテナで、ハイゲインアンテナと同じように探査機の上面に付いています。ミドルゲインアンテナはある程度向きを変えることができるので、探査機の姿勢がある範囲にあれば地球との通信が可能です。ただし、探査機の姿勢によっては使うことができません。

三つ目がローゲインアンテナと呼ばれるもので、最も出力は低いので通信速度は遅くなりますが、指向性が広いアンテナです。ローゲインアンテナは、探査機の上面に1つ、下面に二つ取り付けられています。ローゲインアンテナを使えば、探査機がどのような姿勢にあっても通信を行うことができます。「はやぶさ」で一時通信が途絶えたのはアンテナの問題ではありません。燃料漏れによって姿勢制御ができなくなり、太陽電池に太陽の光が当たらなくなって発電が止まってしまいました。そのために、通信も止まってしまったものです。


Q. 6/3の、きなこさんの質問への回答中に「太陽からの距離によって速度が変わる」とありましたが、イオンエンジンの原理と太陽からの距離、どう関係あるのでしょうか?

August 12, 2018 - 大沼枯月:13才
 

A. 「はやぶさ2」の太陽の周りを回る速度は、軌道上の位置によってかなり変わります。太陽に近いと速度が速くなって最も速いと秒速33kmくらいになります。これは時速12万kmです。太陽から遠くなると速度は遅くなり、最も遅いときは秒速約23km(時速約8万3千km)になります。

「太陽からの距離によって速度が変わる」というのは、天体の軌道運動の性質です。太陽の周りを公転している惑星や小惑星、彗星のような天体では、その軌道の形は楕円形をしています。惑星の場合には、軌道は円形に見えますが、詳しく調べてみると円ではなくて楕円です。楕円というのは円をつぶしたような形ですが、太陽の周りを楕円軌道を描いて天体が公転する場合、太陽は、その楕円の中心ではなくて中心から少しずれたところにあります。

専門的な言葉でいうと楕円の焦点と呼ばれるところに太陽はあります。その場合、天体は1公転するときに太陽に近づいたり遠ざかったりしますが、太陽に近づいたときは速くなり遠ざかると遅くなります。これが探査機の速度が太陽からの距離によって変わるということです。イオンエンジンでも普通の化学エンジンでも、ガスを噴射することでその瞬間に探査機の速度を速くすることができます。ですが、もし時間が経って探査機が太陽から遠ざかるようなことになると速度は減速してしまうことになります。でもイオンエンジンを噴射したことで、軌道そのものが少し変えられているのです。


Q. 衝突装置でクレーターを作るという事ですが粉砕された岩や表面の砂などがリュウグウ上空に漂いはやぶさ2を傷つけてしまわないでしょうか?

August 12, 2018 - いかる:34才
 

A. はい、そのような心配があるので、衝突装置を使うときには、「はやぶさ2」は衝突装置を使う場所から離れて小惑星の陰に隠れていることになります。衝突装置が爆発すると装置からも破片が飛び散ります。また、小惑星表面からも砂や岩が飛び散ります。このような破片や砂・岩がぶつかってこないように、衝突装置がぶつかる側とは反対側に探査機は隠れていることになります。

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