NASA Artemis II SLS「アルテミス II の次なるウェット・ドレス・リハーサルの検討に入った」

原文 : February 16. 2026 : NASA Eyes Next Wet Dress Rehearsal for Artemis II
 

Imahe caption :
2026年02月01日未明、フロリダ州ケネディ宇宙センターで、モバイル・ランチャー上に設置された SLS(スペース・ローンチ・システム)と Orion(オリオン)宇宙船の上に満月が輝く様子。
Credit : NASA/Sam Lott
 

NASA は、Artemis(アルテミス)II 試験飛行に先立つ二回目のウェット・ドレス・リハーサルの実施日を、02月19日(木)に設定した。

先週末、チームは02月12日の部分燃料注入試験中に液体水素の流入を減少させたと疑われた地上支援装置のフィルターを交換した。この試験で得られたデータは、エンジニアが今週の第二回ウェット・ドレス・リハーサルを計画するのに十分なものであった。エンジニアは新しいフィルターでラインを再接続し、適切な環境条件を再確立している。

今回のウェット・ドレス・リハーサルでは、打ち上げチームおよび支援チームが、SLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットのタンクへの極低温液体推進剤の充填、打ち上げカウントダウンの実施、カウントダウンク・ロックのリサイクル能力の検証、タンクの排水による打ち上げ中止手順の練習など、一連の運用を遂行する。

打ち上げ管制官は、02月17日午後06時40分(米国東部標準時)にフロリダ州 NASA ケネディ宇宙センターの打ち上げ管制センターにある各自のコンソールに到着し、およそ 50 時間に及ぶカウントダウンを開始する。模擬打ち上げ時刻は02月19日午後8時30分で、試験には 4 時間の打ち上げ「可能枠」が設定される。アルテミス II の搭乗員は本試験に参加しないが、各チーム・クルーが発射台に乗り込み、宇宙船ハッチの閉鎖を含むオリオンの最終点検作業を演習する。

リハーサル中、チームは詳細なカウントダウン手順を実行する。オペレーターは「ターミナル・カウント」と呼ばれるカウントダウン最終 10 分間の手順を 2 回実施する。T-1 分 30 秒で最大 3 分間停止した後、打ち上げ 33 秒前まで再開し、再び停止する。その後、時計を T-10 分まで巻き戻し、2 回目のターミナル・カウントダウンを T-30 秒手前まで実施し、シーケンスを終了する。このプロセスは、技術的問題や気象条件による打ち上げ中止を含む実戦的な状況を模擬するものである。

NASA はリハーサルとデータ検証の成功後まで正式な打ち上げ日を設定しない方針だが、ここ数週間で追加の打ち上げ可能日を評価した結果、03月の第1週に次なる機会を確認した。ただし、管理者らは打ち上げ機会となる03月06日が 2 回目のウェット・ドレス・リハーサル実施、十分なデータ検証時間、発射台・ロケット・宇宙船の打ち上げ運用移行期間を確保できる最速の打ち上げ機会であると判断している。

発射台上のロケットを 24 時間ライブ配信する映像は引き続きオンライン(YouTube)で視聴可能。今後のウェット・ドレス・リハーサル実施日には、燃料注入当日に追加カメラ映像を提供する別配信を実施し、NASA のアルテミス・ブログを通じて最新情報を共有する予定。
 

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Akira IMOTO

Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

Japanese Translation : A. IMOTO TPSJ Editorial Office