Space Topics 2025
NASA Blogs (Ja) 日本語訳解説
NASA Psyche(サイキ、プシケ)探査機が恒星間彗星 3I/ATLAS を追跡
NASA Artemis II SLS「NASA Psyche(サイキ、プシケ)探査機が恒星間彗星 3I/ATLAS を追跡」
原文 : December 03, 2025 : NASA´s Psyche Mission Tracks Interstellar Comet 3I/ATLAS
Imahe caption :
この注釈付き合成画像に示すように、NASA Psyche(サイキまたはプシケ)探査機は2025年09月08日から09日にかけて 8 時間にわたり、恒星間彗星 3I/ATLAS の観測データを 4 回取得した。この時、彗星は探査機から約 3300 万マイル(5300 万キロメートル)の距離にあった。
Credit : NASA/JPL-Caltech/ASU
NASA Psyche(サイキまたはプシケ)探査機は、2025年09月08日から09日にかけて 8 時間にわたり、宇宙機から約 3300 万マイル(5300 万キロメートル)離れた位置にあった恒星間彗星 3I/ATLAS を観測した。ミッションのマルチ・スペクトル・イメージャーで捉えられたこれらの観測データは、天文学者が 3I/ATLAS の軌道を精緻化するのに役立つ。
Psyche のマルチ・スペクトル・イメージャーは、金属に富む小惑星 16 Psyche(プシケ)の表面を異なる波長の光で撮影するため、フィルターと望遠レンズを備えた同一仕様のカメラ 2 台で構成されている。観測時、彗星 3I/ATLAS は探査機から遠く離れていたが、イメージャが彗星の反射日光に敏感に反応したため、ミッションは天体を精密に追跡できた。ミッションによる観測は、3I/ATLAS の核(氷と岩石で構成される中心の凍結コア)を取り巻く、かすかなコマ(ガスと塵の雲)に関するさらなる情報も提供した。
Psyche 探査機は、彗星の経時的な位置を特定する NASA の他の多くのミッションに加わっており、これにより天文学者は彗星が太陽系を通過する動きをより深く理解できるようになる。この彗星は地球に脅威をもたらさないが、NASA の宇宙ミッションは、太陽系天体の発見、追跡、理解を深めるという同機関の継続的な取り組みを支えている。
NASA JPL(ジェット推進研究所)が管理する Psyche 探査機は正常に機能しており、現在地球から約 2 億 6000 万マイル(4 億 2000 万キロメートル)の距離にある。2026年05月には火星に比較的接近し、重力アシストを利用して探査機の速度を増加させるとともに、小惑星プシケへ向けた飛行経路を修正する予定だ。探査機は2029年07月に小惑星の周回軌道に入り、主要ミッションを開始する。このミッションは少なくとも 26 か月間継続する予定である。
Psyche ミッションの全貌については、以下で特集しております。
Akira IMOTO
Editorial Chief, Executive Director and Board of Director for The Planetary Society of Japan

