五回目となる IAA(International Academy of Astronautics:国際宇宙航行アカデミー) Planetary Defense Conference (以下 PDC) が、2017年05月15-19日、五日間の日程で日本科学未来館で開催されました。

主催:IAA (International Academy of Astronautics)
共催:JAXA 宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)、国立天文台(NAOJ)、日本スペースガード協会(JSGA)、日本惑星協会(TPSJ)    
協力:星空公団、日本大学阿部研究室
 

   

後の報道について

   

2017年07月08日現在    
July 08, 2017 - 小惑星が地球に衝突!?そのとき人類は生き残れるか(DIAMOND Online)    
July 07, 2017 - SF 映画が現実に? ここまで進んだ 小惑星の地球衝突を回避する議論(未来館科学コミュニケーター 渡邉吉康)    
June 24, 2017 - 天体の地球衝突の脅威 一般市民も「科学者」として共有を=井本昭 寄稿(アステロイドデイ 2017 に際して)    
May 31, 2017 - 人類のピンチ!?天体衝突を回避せよ(同日NHKクローズアップ現代+で放映)    
May 25, 2017 - 2027年7月21日に巨大小惑星が東京を直撃する!? 隕石衝突に備えた国際会議PDCが開催される!(緊急レポート)

Highlight Images

集合写真と、晩餐会、セッションのひとコマです。キャプションは、作成中(三日ほど後)のギャラリーでご覧ください。





05月20日のパブリックイベントは、ネット中継されました。” こちら ” からご覧ください。

最新情報 & ご案内

June 03, 2017 - ” PDC 東京リポート ” に、「地球防衛会議 - 宇宙で生き延びるために」を掲載しました。
May 21, 2017 - JPL ウェブから発信した「衝突シナリオ」議論の経過を、” Impact Scenario ” でミラーリングしました。この後、和訳とともに「物語化」していきます。
May 08, 2017 - 一般の皆さんの見学ができることになりました! ” こちら ” に詳細があります。是非、ご来場ください。
May 08, 2017 - プラネタリー・ディフェンス・コンフェレンス関連企画 ” 地球を守れ!~天体の地球衝突にどう対応するか~ ”
May 08, 2017 - 会議中の口頭セッションは、ネット中継されます。詳細は ” こちら ” からご覧ください。

報道機関の皆様へ : PDC の取材につきましては登録が必要です。登録に必要な情報についての詳細は ” こちら ” をご覧ください。
 

PDC 関連ニュース

May 16, 2017 - ぶつかれば被害甚大…小惑星衝突回避へ国際会議 - 読売新聞
May 15, 2017 - 2027年に小惑星が地球に衝突って、ホント? - 日経ビジネス
April 05, 2017 - 地球守れ…衝突被害への備え、東京で05月国際会議 - 毎日新聞
April 02, 2017 - 小惑星衝突危機、そのとき人類は 100 m 級でも大被害 - 朝日新聞


プラネタリー・ディフェンス・コンフェレンスは、一般の皆さんも見学ができます!
 

概要
天体の地球衝突について国際的な議論を行うのがプラネタリー・ディフェンス・コンフェレンス(PDC)です。地球に衝突しうる天体の発見や、天体の地球衝突回避、さらには巨大な自然災害という観点からの議論も行われます。PDCを欧米以外で開催するのは今回が初めてですが、どのような議論がなされているのか、一般の皆さんにも見ていただきたいと思います。以下の要領で見学できますので、ご関心のある方は、是非、いらしてください。


 

会期:2017年5月15日(月)~19日(金)
場所:日本科学未来館 7階、未来館ホールおよび木星ルーム
見学できる時間帯:未来館の開館時間帯(10:00~17:00)

見学できるセッション:
(1) 口頭発表(未来館ホール)
(2) ポスター発表(木星ルーム)
費用・予約など:PDCの見学は無料です。予約は不要です。

ご注意:
・未来館ホール手前に受け付けがありますので、最初に受け付けにお寄りください。見学者用の名札をお渡ししますので、見学中は名札を付けておいてください。
・未来館ホールでの口頭発表の終了時刻は日によって異なります。月曜日から木曜日は16時前後に終了します。金曜日は15:30頃の終了予定です。詳細は当日お渡しするプログラムをご覧ください。
・ポスター発表の見学は、金曜日は午前中のみとなります。
・国際会議ですので、見学はご静粛にお願いします。
 


プラネタリー・ディフェンス・コンフェレンス関連企画
地球を守れ!~天体の地球衝突にどう対応するか~
 

日時:2017年5月20日(土)13:30~16:30(開場 13:00)
場所:日本科学未来館 7階、イノベーションホール
参加:定員150人(先着順)、入場無料。事前申し込み不要。当日、会場までお越しください。

主催:日本スペースガード協会
協力:プラネタリー・ディフェンス・コンフェレンス、アステロイド・デイ、米国惑星協会、日本惑星協会
 

イベントリーフレットは以下にあります。
” 地球を守れ!~天体の地球衝突にどう対応するか~ ” - PDF 1.42 MB
 

プログラム

13:00 - 会場
13:30 - 開会

13:30 - オープニング :
プラネタリー・ディフェンスのやさしいお話
吉川真(JAXA 宇宙航空研究開発機構)

14:00 - 太陽系小天体の謎~予想通りにならないから面白い~
渡部潤一(NAOJ 国立天文台)

14:30 - 小惑星から地球を守る ※ 1
ブルース・ベッツ(Bruce Betts、米国惑星協会)

15:00 - 休憩

15:10 - 小惑星を発見しよう!
浅見敦夫(日本スペースガード協会)

15:50 - アステロイド・デイ~発想から世界的な動きへ~ ※ 2
グリゴリ・リヒター(Grigorij Richters、アステロイド・デイ 共同創設者)

16:20 - クロージング・トーク(渡部・吉川)

16:30 閉会

※ 1. 英語でのトークですが、日本語訳が付きます。
※ 2. ネットワーク経由の英語のトークになります。日本語訳が付きます。
 



PDC 2017 ライブ中継

PDC で行われるオーラルセッション(口頭発表)が中継されることになりました。とても貴重な機会ですので、参加されない方、また遠方で会場にお越しになれない方など、是非視聴頂ければと思います。
以下からご覧ください。別窓が開きます。

” PDC 2017 ライブ中継 ”

報道機関の皆様へのお願い

5月15日から19日に開催されます PDC、および20日に開催されますパブリックイベントを取材される場合には、以下の情報を ” Contact ” のページよりお送りください。

・氏名(漢字およびローマ字)
・e-mail
・Subjectには「取材申し込み」とお書きください。

・messageの欄には次の情報をお書きください。
(1) ご所属(日本語および英語)
(2) 取材日(5/15、5/16、5/17、5/18、5/19、5/20)
(3) 取材人数
(4) ワイヤレスマイクやトランシーバー等をお使いの場合にはお知らせください
(5) その他コメントなど

” 申込みフォーム(Contact) ”


PDC 概要

2017年05月15日から19日まで、東京で開催される第五回 PDC は、JAXA 宇宙航空研究開発機構がホストとして執り行います。二年に一度開催されるこの国際会議は、世界中の専門家が、小惑星や彗星による地球衝突の脅威に関して議論するため一堂に会するものです。

プラネタリー・ディフェンスに焦点を置いた会議としてアジアで開催されるのは、これが初めてです。前回の2015年はイタリア・フラスカティで04月13日から17日までの五日間で開催されました。この会合は、IAA が主催者となる以前のカルフォルニア州アナハイム(2004年)とワシントンDC(2007年)の二回の開催に加えて、IAA 主催としてスペイン・グラナダ(2009年)、ルーマニア・ブカレスト(2011年)、アリゾナ州フラッグスタッフ(2013年)と継続開催された第六回目のものでした。

フラスカティには、21ケ国から16名の報道関係者を含む245名の参加があり、81件の口頭発表、25件のポスター発表のショートプレゼンターション、そして約80件のポスター発表が行われました。会議自体はおおむね以前と同様であり、発表会場は一箇所、つまり、参加者はすべてのセッションに参加することができるものでした。これは、この会議の大きな特徴であり、参加者にとって、小惑星についての既知情報、衝突回避法、衝突の影響など、天体の地球衝突問題に関する多岐にわたる情報に触れる良い機会となっています。
(2015年の会議の結果は、” IAA PDC Home ” を参照)

天体衝突の脅威を想定して行った演習(エクソサイズ)によって、現実の脅威と直面した際により大きな不信感や誤解が生じることが懸念されました。このような誤解は、天体衝突を回避する対策を検討したり実行したりするときに悪影響を与える可能性があります。このような懸念から、次の二点が重要になります。
 

1) 地球接近天体(NEO)に関する情報を、一般の人や施政者へ継続的にまたより強化して発信していくこと。
2) 脅威に関する情報やその進行度を開示するための方法やガイドラインを策定すること。

そして、小惑星による脅威への人々の理解や反応を定期的に確認していくことも考慮すべきなのです。

以上、IAA ” プレスリリース ” から。
 


仮想小惑星「2017 PDC」の地球衝突シナリオ

2017年の東京での PDC では、架空の小惑星「2017 PDC」というものが地球に衝突するというシナリオに基づいた議論を行います。具体的なシナリオは
” The 2017 PDC Hypothetical Asteroid Impact Scenario ”
に示されています。

仮にここに示されているような天体衝突がある場合に、どのように対応するのかを、PDC で議論します。

 


登録に関して

登録は、既に始まっております。早期登録は2017年03月15日まで(2016年10月01日現在)です。
” Registration ” (登録案内)

オンラインで登録する場合、以下のリンクをクリックし、IAA オンラインショップの「IAA Events」セクションを参照してください。
” Registration link ” (オンラインショップ)
 

” スポンサー登録 ” や、” キャンセル ” に関する情報は、上記「登録案内」に掲載されております。
 


アブストラクトの提出について

アブストラクトに関するページは以下です。種々のテンプレートが用意されています。ご利用ください。
” Abstract Submission ” (アブストラクトに関する情報)

※ アブストラクトの受付は終了しました。
 


前開催 2015 Frascati アーカイブ

前回、2015年にイタリア・フラスカティで行われた PDC の全資料が以下にあります。
” IAA PDC 2015 Frascati ”
 

東京日帰りバスツアー

Departure Dates :14th May (Sun)
English Speaking Guide/Lunch Included
Fare: JPY 8,500

一般の方々にもご参加頂ける日帰り観光です。以下、英語案内ページから申し込みます。

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