The Planetary Society of Japan

ブラウン惑星人の日々 August 2017

C-3PO アンソニー・ダニエルズ

POSTED BY: Takahiro Hiroi | DATE: August 16, 2017

ボストンはこの8月は涼しくて助かっていますが、他の地方でも割とそうなのではないでしょうか。こういう時は、地球温暖化を普段叫ぶ人々が静かになるのですね。いずれにせよ、8月というのは広島・長崎の原爆投下、そして終戦の記念日があり、お盆もある特別な時です。

ブラウン大学のあるロードアイランド州では全米でも唯一今だに Victory Day という日本に勝った日を祝日にしている無知な場所ですが、ブラウン大学は、やっとその休日を Floating holiday(浮遊休日?)ということで、休日一日分は減らさないけれどもいつとっても良い休日にしました。素直に、これをやめてしまって、Presidents’ Day を休日にすればよいのにね。「浮遊休日」でなくて「不要休日」です:)

先週末はいろんなことがありました。今回は無料新聞 Metro の二つの記事を取り上げますが、最初の写真は、週末にあったボストンコミックコンベンションにスターウォーズの C-3PO 役で有名なアンソニー・ダニエルズが来るという記事です。

下画像. スターウォーズで C-3PO を演じた俳優アンソニー・ダニエルズがボストンコミックコンベンションに来るという新聞 Metro の記事。

スターウォーズはご存知のようにアメリカ建国 200 年記念の直後に全米で夏中三か月も情され続けるという大ヒットをした映画で、今だにそのシリーズが続いていますね。私は十六歳の高校二年生の時に岐阜の柳ケ瀬で何度も観ました。観た後は、自分も大きな世界に行って世界を救うヒーローになれるような気持になりました。もう 40 年になるのですね。

https://en.wikipedia.org/..Star_Wars

このスターウォーズの Wikipedia サイトには多くの情報があり、今回初めて読んでみましたが、いろんな発見がありました。何と、最初の作品の発想は日本の黒澤明監督による1958年の映画「隠し砦の三悪人」から来たそうです。

https://en.wikipedia.org/..The_Hidden_Fortress

更に、現在第 9 話まで制作中の長大なスターウォーズの物語は少しずつできていったのですね。特に、1977年の最初の作品の後で、二作目の「帝国の逆襲」のために雇ったレイ・ブラケットは、ルークのお父さんがダース・ベイダーではなくて、別の人で霊界から協助するという話を作ったそうですが、ジョージ・ルーカスがそれを好まず、話し合おうとしている間に、レイが癌で死んでしまい、ルーカス自身で、ベイダーがルークの父親であるという話にしたのでした。もしそうならなかったら、私はスターウォーズはここまで息長くヒットしなかったと思います。

今年の12月に封切られる第8話は、昨年末に亡くなってしまったキャリー・フィッシャーが生前に演じたものです。それもあり、やっとマーク・ハミルがちゃんと出てくるでしょうし、きっとヒットするでしょう。枝分かれした映画も出てきていますし、どこまで発展するのだろうかと思います。

おっと、話がずれまくってしまいましたが、アメリカが最高潮の 40 年前の時代にできたスターウォーズと、もう一つの私の好みの古株スタートレックは、人種や文化を超えたアメリカのような国の未来像と、冷戦の終末とキリスト教の未来を見据えるような善悪のはっきりした天的なストーリーの作品ですが、現在のアメリカは実際どうなっているかというと悲惨です。その一つが次の Metro 新聞記事にあるように、シャーロッテビルでのデモの衝突による殺傷事件です。

下画像. 昨日シャーロッテビルで起こったデモ同士の衝突殺人事件の Metro 記事。

アメリカの人種差別問題は、やはり白人至上主義がまだ根強く残っているという要素は否定できないのではないでしょうか。もちろん、黒人が家庭崩壊・麻薬・犯罪・教育不足・経済の低迷などによって平等社会の実現に対して自ら足を引っ張っている要素もあるかと思いますが。白人社会にも少なくとも2通りあり、日本を戦争に引きずり込んだ悪い方の白人社会は、おそらく70年以上前と同様に有色人種は本当に仲間とは思っていないのではと思います。

これら二つの記事に見られるように、アメリカには明暗があり、NASAで世界の宇宙と惑星の科学を率いているような国が人種差別とかレベルの低いことでもめていてどうするのか、と思いたいところですが、日本はといえば、我々惑星科学者などを含む大学の教官たちが自分のところしか考えないような自己中で不公平な人事をしているのですから、よその国のことを批判する資格はないですね。それでも、映画を作って理想を高らかに謳うように、惑星探査ミッションは続けねばなりません。

 

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